ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > 異業種リレーの『わ』 > 異業種リレーの「わ」No.618 有限会社 深品葬祭 3代目 岡田 泰明さん
異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2018.6.6

異業種リレーの「わ」No.618 有限会社 深品葬祭 3代目 岡田 泰明さん

今回は「株式会社中山家具」専務取締役、中山辰磨さんのご紹介により、「有限会社深品葬祭(福山市駅家町倉光515 TEL:084-976-2375 )」3代目、岡田泰明さんにご登場いただきました。

 

ご葬儀は人生の一大儀式、精一杯心を尽くします

 

…地域に寄り添い53年

 深品葬祭は1965年創業の小さな葬儀社です。祖父の代から3代にわたって地域に密着してきました。依頼を受けて逝去先の病院にお迎えに行き、喪主様や菩提寺との打合せ、会場設営やご葬儀の司会進行、四十九日や法事のサポートまで行なっています。

 社員は父と母、私、ベテランスタッフの4人だけなので、お客様からはアットホームな葬儀屋さんだと言っていただいています。業種が業種ですので日頃から大々的に宣伝するようなことはありませんが、昔からこの駅家町倉光という地域で営業を続け、地元の方たちに頼りにしていただいてきたからこそ今の弊社がありますので、祖父の「地元をないがしろにはできない」という思いを私も受け継ぎ、より丁寧なお見送りをしたいと思っています。

 最近では亡くなる前にご葬儀の準備を考える方も多く、事前相談が増えてきました。落ち着いて相談できる機会ですので、できるだけお顔を合わせて受けるようにしています。そうすることでご自身やご家族が想い描いた悔いの残らないお見送りに繋がってほしいと願っているからです。


…新人時代の失敗がお守りに

 私が家業に携わり始めたのは22歳の秋口でした。幼いころから両親が仕事に取り組む姿を見て参りましたし、人と接することが好きでしたので、さほど苦労することなく仕事をこなせるだろうと気楽に考えていました。正直なところ、家業への甘えもありました。当然ながら現実は想像以上に厳しく、人生最期の大切なセレモニーを任せていただく葬祭業の気疲れの度合いは、半端なく大きなものでした。

 初めてご葬儀を担当したときのことは今でも忘れられません。福山北商工会青年部の先輩のお父様のご葬儀でした。私自身ものすごく緊張していて自信もなくて…。それがそのまま姿勢に表れていたのだと思います。打合せで喪主をされていた先輩のお母様から、「そんな説明の仕方ではこっちは不安で仕方がないよ、もっとしっかりして」と叱咤されてしまいました。大切なパートナーを亡くされて一番つらいときに、ご当家様の不安を和らげるどころか余計に不安を与えてしまったことが、本当に恥ずかしくて情けなくて居たたまれなかったです。

 ご葬儀は滞り無く終わりましたが、数日後に集金に伺った時、打合せ時の失礼を詫びなければと構えていたら「あの時はありがとうね。主人の葬儀を受け持ってくれたのが岡田君で本当によかったよ」とおっしゃっていただけて、私はなんとお答えすればいいか言葉が見つからず、その場で号泣してしまいました。

 ご葬儀というものは本当に奥が深く、これが正解というものがありません。今だに「もっとこうして差し上げればよかった」と歯痒く感じることはあります。しかし、あの時の「ありがとう」の言葉が今も私のお守りとなり、どんなときも全力を尽くせばいいのだと自分自身に言い聞かせ、落ち着いて行動できるようになりました。


…より一層お客様に寄り添う葬儀社に

 この10年でご葬儀のニーズは様変わりしました。年々簡素化が進み、昔のように100人を超える規模の葬儀は少なくなりました。弊社でも今は20~30人の小規模のお式が8割以上を占めています。最近主流になっている家族葬も、ご遺族の方だけのものから親族や親しいご友人まで含めたものまで、その人によって範囲の認識が違います。簡素でありながらもそれぞれが希望するお見送りの形は多様化してきました。

 ですが、大規模であろうと小規模であろうと、亡くなられた方やご遺族の方たちにとって大切な儀式であることに変わりはありません。今まで以上にお客様に寄り添い細やかな気配りを忘れず、お客様目線を大事にできる葬儀社でありたいです。プレッシャーもありますが、日々学んで自分自身を成長させていきたいです。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは




バスツアーのご案内