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Human Close Up 顔

特集・読み物


2018.5.17

大事な人とのつながりを深める空間を【株式会社 かい酒店】




株式会社 かい酒店
代表取締役専務
甲斐 龍二 さん(47)


かい酒店と飲食2店舗を経営
 神辺町で「和ダイニング笨乃莉」と「和食・会席料理こもれび」を経営する、かい酒店専務の甲斐さん。計3店舗の経営・管理の他、営業前に欠かさずスタッフ全員の顔を見るのが日課だ。
 和の庭を囲む個室での食事や、慶事・法要・各種宴会などで80人収容可能な大広間、駐車場100台に送迎バスまで備え「大事な人となら、こもれびへ」とまで言われる好評ぶりだが、ここに来るまでに、大きな挫折があったことを知る人はそう多くない。
 


大きな挫折あっての今
 もともと甲斐さんは、全国チェーンの人気店で料理人をしていた。伏見町に始まり、府中店の立ち上げに関わった後、神辺店の店長を任された。そして35歳のとき「オリジナルの店を」と考え独立。フジグラン神辺のオープンにあわせて開いたのが、笨乃莉になる。当初は、営業したことのないランチにまで行列ができるほど、笑い話のような繁盛ぶりを見せた。
  その4年後に、外観も庭を囲む個室も料亭の趣があるこもれびを開店。ただ当初甲斐さんが目指したのは「縁側で飲み食いする居酒屋風で…」。当然お客様の求めるイメージとギャップがあり、初挑戦のランチは、オーダー後に待たせたこともあり「初日の来客者ほとんどから〝二度と来ん〟と言われました」。そんな日が続き「お客様を笑顔にしたいと作った店で、お客様が怒っておられる。こんなに辛いことは無いと、スタッフと泣きました」。呉で老舗仕出屋を営む親戚にオぺレーションに入ってもらい、現在のようなこだわりの会席料理店として形になるまでたっぷり1年はかかったそうだ。
 そして3年目のある日、また涙を流す日が来た。「初日に二度と来ないと言ったお客様の来店でした。〝友人から、こもれびがすっごいええと聞いて、そんなわけない!と確かめに来たけど、こんなええ店になって。ほんまに頑張っちゃったんじゃね〟。そう言われて、うれし涙を止めらませんでした」。



外食産業に求められるもの
 「外食は、味へのこだわりだけでなく、立地、雰囲気、接客、そして誰と食べるかが大事。店はお客様が作るもの」。経営で身に沁みた哲学だ。料理人として腕をふるっただけに、そう合点がいくまで随分葛藤もあったに違いない。そして「家族の団らんと人と人とのつながりを深める場所でなければ」。高3〜小2まで双子を含む5人の親として、外食業界の役割も考えながら「めざすは備後創人。食で備後を盛り上げる一人に」と願っている。



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株式会社 かい酒店
福山市神辺町川南819    TEL:084-965-65000

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