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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2018.3.29

異業種リレーの「わ」No.611 中華そば 陽気 店長 小川 幸平さん


今回は、「株式会社オーワークス」代表取締役、大元 健一郎さんのご紹介により、「中華そば 陽気(福山市駅家町万能倉1245-1 TEL.084-976-4797)」店長、小川 幸平さんに登場願いました。

 

一杯入魂!! 変わらない味をいつまでも

 

…父母が創業した店を継いで
 「中華そば 陽気」は今から40年前、母の実家でもある、中華そば 陽気広島本店から暖簾を分けてもらい、福山店として駅家町にオープンしました。父はもともとサラリーマンでしたが、身体が弱く自分のペースで働いていけるようにと、母と2人で始めた店です。父は私が中学1年の時に亡くなり、それ以降は母が店主として働き、私で3代目となります。
 中・高校生の頃は、店を手伝うことはあっても継ぐことは考えていなくて、親戚に建設関係者が多かった影響から、設計士を目指して専門学校へ進学しました。その後、建設会社に入社しましたが、親からの遺伝なのでしょうか、いつしか自分でバーを出店する目標が出来ていました。
 22歳の時フレンチを出すダイニングバーにバーテンダー見習いとして入り、調理の勉強もしていました。並行して、オーナーシェフの知り合いのお店でカクテルの勉強を兼ねて働いていた23歳の時、バーを一緒にやらないか?と知り合いに誘われたことがきっかけで、マスターとして勤務しました。2年後にはこの店を買い取り、目標を叶えることができました。店ではお酒とともにフレンチも提供していました。


…変わらない味を作るため緊張の毎日
 しかし、家族の事情で閉店し、叔父が大将を務める本店で修行を始めたのが30歳の時です。福山店では弟が母と一緒に働いていましたが、大将からのアドバイスにより、弟が広島市内の新店舗に入り、長男の私が福山に戻って働き始めました。
 福山に戻るとすぐに、母からスープの仕込みから帳簿の付け方まで店舗運営の全てを任せてもらいました。メニューは、豚骨醤油味の一杯6百円の中華そばとむすび、ごはん、ゆでたまごだけです。大盛りも替玉もありません。それでも、母と同じ味を作ることはとても難しく、最初の頃は常連様から味が違うと怒られることもありました。スープに使う豚骨の旨味も野菜の甘みも毎日変わるため、母も40年やっていても緊張するというぐらいですので、10年経った私も毎日同じ味を作るための仕込みに緊張しています。求められたらレシピを教えることも出来ますが、特にこだわりのある醤油の分量だけは秘密です。餃子やチャーハンなどメニューを増やして欲しいという要望をいただくことがありますが、新メニューを提供することよりも、母が守ってきた同じ味を毎日作ることに精一杯です。〝美味しい〟よりも、常連様からの〝変わらないね〟の言葉が嬉しく思えるほどです。もちろん、新しく来店されたお客様に喜んでいただけるように、盛付けや接客にも心を込めることを、スタッフ全員で心掛けています。
 5年前には、以前の雰囲気を残して内装と設備を一新しましたので、キレイな店内でお食事を楽しんでいただけるかと思います。


…地元に愛される店に
 近年、店舗がある駅家町周辺は人口増加に伴って飲食店が増え、ラーメンのチェーン店も出来るなど経営がしんどいと感じることもありました。しかし、地域に密着した個人経営者だからこそ出来ることがあるのではと考え、地元への恩返しの気持ちを込めて福山北商工会青年部に所属し、町内の夏祭りサッサカの運営などにも力を入れています。  地元に戻った30歳で結婚し、今、小学生の息子がいます。プロ野球選手になることが目標のようなので応援していますが、私と同じように30歳までに陽気を継ぎたいと言ってくれたら、お店を譲りたいという思いがあります。それまでは母と本店から受け継いだ味を守り、地元で愛されるお店として一杯入魂のラーメンを提供し続けます。そして、子どもへ譲る時にはしっかり味も引き継ぎたいと考えています。

異業種リレーの『わ』

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