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Prekoトップページ > 教えて先生!健康百科〜歯科〜 > No.08 タバコと歯科治療 ─喫煙の影響は家族の口元にも─
教えて先生!健康百科〜歯科〜

特集・読み物


2017.11.1

No.08 タバコと歯科治療 ─喫煙の影響は家族の口元にも─

 歯科治療を行うに当たって喫煙の有無が非常に大きな影響を与えますが、タバコを吸っていると歯科的にはどのようなリスクがあるのでしょうか?


●歯周病
 歯周病になりやすく、進行も早く悪化しやすいため、歯が抜けやすくなります。治りにくく予防の効果も低下するため再発しやすくもなります。このため喫煙者の歯周病の治癒効果は吸わない人の40~80%劣るといった結果も示されています。結果を示す一例ですが、喫煙者が歯周病になるリスクは1日あたり20本吸うと、吸わない人の4倍以上となってしまいます。


●虫歯
 虫歯のバイ菌も喫煙により力を増加させ、歯を溶かしやすくすると言われています。また、タバコによるヤニはベタベタしたものですが、その粘着性により歯垢がつきやすく、歯磨きしても取れにくくなります。虫歯も大きくなりやすく、違和感や痛みなどが改善しにくく、再発しやすいといった負の連鎖が生じます。喫煙者が虫歯になるリスクは吸わない人の約5倍といったデータも報告されていますので注意が必要です。


●インプラント
 顎の骨にインプラントを埋め込んだ後、しっかりと固まるまでの期間が喫煙者は時間がかかり、さらに上手くくっつかずに治療が失敗してしまう可能性が高まります。


●外科処置など
 外科処置では治癒機能が阻害されるため、切ったり縫ったりした歯ぐきがくっつきにくく、骨が細菌に感染するリスクも高まります。口腔癌はタバコの発癌性物質による影響により生じやすくなりますし、口内炎が生じる可能性も高まります。



 さて、このように喫煙で様々な悪影響がお口の中にも起こるわけですが、さらに知っておいた方がいいことがあります。




【受動喫煙による影響】
●受動喫煙による子供への影響
 家族が子供の前で喫煙を行っている家庭の場合、喫煙者のいない子供の家庭と比較すると、母親が喫煙者の場合2・3倍、父親が喫煙者の場合1・5倍といった報告がされています。母親のほうが子供と接する時間が長いこと、授乳などでタバコの有害物質が子供に影響を与えた可能性が考えられます。歯周病も虫歯と同じように受動喫煙している子供はそうでない子供よりも歯と歯ぐきの間の溝の深さが1・6倍になってしまうというデータもあり、受動喫煙による影響がみられます。また歯ぐきが受動喫煙による色素沈着により黒ずんでしまうといったことも起こります。


●受動喫煙による大人への影響
 家庭や職場などで1日1時間以上受動喫煙をしている場合、歯周病になるリスクは1・7倍になるといった報告がされています。歯ぐきの色素沈着による黒ずみが起こることは前述同様です。


 さて、ここまで述べたように喫煙による影響は非常に多く、そのため治療の選択肢が非喫煙者に比べ喫煙者は少なくなる場合もあります。そして周囲に与える影響もしっかり理解しておかないと自分の口元だけではなく家族・友人・知人・同僚などにも影響を与えることも知っておきましょう。

教えて先生!健康百科〜歯科〜

◎この記事を書いたのは

小池デンタルクリニック
福山市光南町1-5-23-2F
TEL:084-983-0418



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