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教えて先生!健康百科〜歯科〜

特集・読み物


2017.8.1

No.07 知っていますか?「噛む」ことの効果 ― 8020運動 ―


【噛むことの8つの効果】
●肥満防止
 よく噛んで食べることで脳にある満腹中枢に刺激を与え、満腹感を得られるので肥満の抑制になります。逆によく噛まないで早食いしてしまうと満腹中枢を刺激するまでに食べ過ぎてしまうことになります。


●味覚の発達
 噛めば噛むほど食べ物の味が分かります。薄味でもよく噛むことで素材の味を堪能できますし、健康にもつながります。


●発音がはっきり
 口をしっかり開けてはっきり話すようにすれば、きれいな発音になっていきます。よく噛むことは口の動きを鍛え、動きをスムーズにする効果があります。


●脳への効果
 噛むという刺激は脳細胞の動きを活発にします。子供においては脳の発達を助け、高齢者では認知症の予防に役立ちます。


●虫歯や歯周病を防ぐ
 よく噛むことでより多くの唾液が出てきて、口の中をきれいにします。この唾液が多い方が口の中をきれいにしやすく、虫歯や歯周病の予防へとつながります。


●癌(がん)の予防
 唾液中には発癌物質の発癌作用を消す働きがあると言われる酵素があります。よく噛むことで多くの唾液を出し、食べ物がしっかりと唾液に浸かると効果が高いと言われています。癌の予防のためにもよく噛んで食べることをお勧めします。


●胃や腸を助ける
 よく噛むと消化酵素がたくさん出ますし、また食べ物がよくすり潰されれば胃や腸での消化・吸収を助けることにもなります。


●体力向上と力の効果
 「歯を食いしばって頑張る!」という言葉があるように、全身に力を込めて踏ん張ろうとするときには、しっかりと噛めているかどうかで出せる力が変わります。自分の歯がより多く残っていれば、よく噛める噛み合わせであれば、より大きな力が出せます。



 このように噛むことにはいろいろな効果があり、その効果をよりしっかりと得るために、自分の歯を多く残そうということになるわけです。それが「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020[ハチマルニイマル]という運動になります。日本人の平均寿命は2015年で男性80・75歳、女性86・99歳になりました。寿命は延びましたが、高齢者であればあるほど歯の残っている人が少ないのも事実です。
 日本人の成人の80%以上は歯周病と言われています。ですから歯を失う一番の原因は虫歯ではなく歯周病となるわけです。歯ぐきに炎症のある年齢のピークは45~54歳で88・44%に及ぶといわれ、若年層である5~14歳で36・51%、15~24歳で66・17%の歯ぐきに炎症がみられるのです。他人事ではありません。これを読んでいるあなたもかなり高確率で歯周病だといえます。
 噛むことの効果を考え、年をとっても自分の歯で噛めるようにするためにしっかり歯を磨き、定期的に歯科でメンテナンスを行うことが必要です。「食後に歯を磨く」ことは、慣れれば「トイレの後で手を洗う」のと同じようなものです。やっている人はちゃんとやっていますよ。それが歯周病でない20%未満の人たちです。あなたもがんばって歯周病でない健康なお口を取り戻し、さらに8020を目標とすることで、「噛めるお口」でいませんか?

教えて先生!健康百科〜歯科〜

◎この記事を書いたのは

小池デンタルクリニック
福山市光南町1-5-23-2F
TEL:084-983-0418



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