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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2017.11.9

異業種リレーの「わ」No.597 マチモトローズファーム 代表 町本 康輔さん


今回は、「有限会社 丸加製作所」代表取締役社長、喜多村 哲矢さんのご紹介により、「マチモトローズファーム(福山市芦田町下有地307 TEL.084-958-4747)」代表、町本 康輔さんに登場願いました。

 

ばらのまち福山に あってよかったを

 

…広がるバラの楽しみ方
 食用バラの栽培を始めたのは今から10年前のことです。生まれ育った芦田の自然を、自分の子どもや下の世代に守り残していきたい想いと、撚糸工場を営む父からのバラ製品を作ろうという提案に共感して、ばらのまち福山ならではの「バラを使った特産品」を創りたいという想いがありました。
 当事はまだサラリーマンで、数十株の苗を植えることから始め、様々な品種を試して、食用バラに最適な品種を探すのに時間がかかり、失敗を繰り返していましたが、急ぐことなく失敗することも楽しみながら親子3世代でバラの世話をすることが、休みの日の過ごし方でした。
 5年前に商品化の目処がつき、今では「福山薔薇人」のブランド名でバラジュースやバラジャム、バラティー、バラアイスなどを販売しています。ジャムやアイスには赤いバラと、春にしか咲かないピンクのバラの花びらを使った2種類があり、味の個性を楽しめます。
 無農薬で露地栽培という自然に近い環境で生産している食用バラには、心安らぐ癒しの効果があると思います。その年の天候や、花を摘んだ日の天気で香りと味が変わる楽しみがあるのも、ハウス栽培ではなく自然に近い栽培だからこそです。
 ご自分で楽しまれる方から、贈答品としての依頼まで多くの問合せをいただいています。個人や家族で楽しんでもらい、お世話になった方への贈り物、おもてなしの気持ちでお客様に喜んでもらうなど、いろいろな楽しみ方をしてもらっていることを聞くと生産者として嬉しく思います。


…家族と一緒に
 私自身のことを振り返ると、中学生の頃にテレビで火星探査機着陸の特集を見たことがキッカケで、航空宇宙工学が学べる大学を目指して理系の勉強を頑張っていました。工学部へ進学して、最初の実験でバイクのエンジン分解をした時、シンプルな構造なのに何馬力ものパワーが出ることに感動し、すぐに免許を取り自分で整備するほどバイクに魅了されていました。
 卒業後は、広島の自動車メーカーにエンジニアとして入社しました。エンジンの開発・設計以外にも生産部門や量産部門など、エンジニアでも幅広く部署があることに驚き、配属された不具合対策や維持管理を担う部門で、24時間稼動する工場の生産が円滑に行えるように務めていました。
 27歳で学生時代に知り合った彼女と結婚、子どもが産まれたことを機に実家に戻ってきました。子どもは自分と同じように自然に囲まれ、おじいちゃん、おばあちゃん、家族に囲まれた環境で育てたいという気持ちがあったからです。平日は毎朝6時に家を出て、新幹線通勤を7年続け、この時から家族と一緒に、食用バラの栽培を始めていました。


…自然のままを
 食用バラの商品化が見えてきた34歳で退職してからの1年間は、大量生産できる農場を作るため、約1・5ha(※マツダスタジアムのグラウンドが約1・3ha)を1人で開墾することに専念していました。
 妻、家族の協力を得て完成した最初の商品ローズティーに始まり、色んな方からの意見を取り入れ試したり、広島大学と共同研究したりと、お客様に喜んでもらえるよう納得できるまで試行錯誤して商品化しています。
 大手食品メーカーから量産化の話もありますが、お断りし続けています。量産化するには添加物を入れる必要があり、化学的なものを使わずよりよい状態の商品をお客様に提供したいという考えに反するからです。これからも家族とともに、芦田の自然と共存しながら食用バラの栽培を続け、「福山にあってよかった」と言っていただける商品を届けていきます。


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