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2017.9.26

現代アート尾道から鞆へ 「海と山のアート回廊」

 尾道と鞆の浦を現代アートでつなぐ事業「海と山のアート回廊」が16日始まった。 

「海と山のアート回廊」は、尾道7会場、福山1会場を舞台とする現代アートの展覧会。全体会期は11月12日まで(会場により異なる)。まずは尾道市内の5会場が16日にスタートした。10月半ば以降、鞆の津ミュージアムや浄土寺など3か所が加わり計44人の作家による約130点が展示される。

 広島県や尾道市、福山市などでつくる実行委員会が主催する(名誉委員長:湯﨑英彦県知事、委員長:平谷祐宏尾道市長、副委員長:枝廣直幹福山市長)。中尾浩治プロデユーサー(合同会社アート・マネジメント・しまなみ代表)は「広島県から現代アートや観光発信も目的だが、住んでいる人に、アートを通して歴史が誇りになるという町の価値にも気付いて欲しい」と語る。
 

      作品説明にも趣向を凝らす(アートベース百島:尾道会場)

 全会場を巡るのにお得な共通チケットを1800円で販売中。
◯チケット販売場所:尾道駅観光案内所,新尾道駅観光案内所,千光寺ロープウェイ乗り場,尾道市立美術館,啓文社新居浜店
○通常料金:尾道市立美術館/一般800円 アートベース百島/1,000円 浄土寺/大人600円
(その他の会場は無料)高校生以下無料(市立美術館は中学生以下無料)の会場もあるので、共通チケットが必要かどうか計画して。問合せは実行委員会事務局  ℡090-7506-0011。

 公式サイト http://www.arthiroshima.jp   「海と山のアート回廊」  

尾道市立美術館
 尾道市立美術館では、「現代アート、はじめます。草間彌生 から さわひらき まで」を10月22日(日)まで開催中。国内の現代アートコレクター3人の膨大なコレクションから厳選した20人の絵画・彫刻・映像作品約40点を紹介している。1日(日)・15日(日)・22日(日)14時〜約40分のギャラリー・トーク開催(要観覧料・申込みや参加料不要)。月曜休館・祝日開館。



アートベース百島
アートベース百島は、旧尾道市立百島中学校を美術館として改修し、2012年にオープンした現代アートの拠点センター。

 
 

 柳幸典さん(58歳)は、砂絵で各国の国旗や紙幣を作り、それをアリに巣を作らせて蝕ませたシリーズなど多数を展示。


 原口典之さん(70歳)も、金属のプールに廃油を満たした作品『物性Ⅰ』など、象徴的な作品を公開している。

 また、尾道U2の西隣にある県営上屋3号(港湾倉庫)も会場としている。




 柳さんの『Project God-zilla-眼のある風景2-』は、聴覚視覚両面から迫る。高さ8m、幅20mにわたって積み上げられた廃物は、小型船や「遮」と書かれた砂袋など東日本大震災を想起させるもので、直径2mの「ゴジラの眼」が周囲を睨むように動く。その眼に写し出されるのは、米英仏により308回繰り返し行なわれた核実験の映像。柳さんは「ゴジラは放射能で巨大化した。日本の現在を歴史と未来への十字路と捉え、分岐点に立つ今、どう責任を果たすべきかを考えて欲しい」という。


 原口さんの『F-8E  CRUSADER』は、実物大の戦闘機の後ろ半分だけを立体的なキャンバスに油絵で再現。「エンジンを抜いた空洞状態で〝不能性〟を表現し、戦争反対の思いを暗に込めた」と語る。
 12月3日(日)まで展示継続。尾道会場は月・火曜休館、百島会場は月・火・水曜休館。祝日は開館。
 
西國寺

 大草履のかかる仁王門や三重塔でも知られる尾道三山のひとつ。
 本堂離れには、故 緑川洋一氏の写真が展示されている。モノクロは昭和30年代の尾道を記録的にたどり、カラーは露出の技巧も駆使した代表的な作品が並ぶ。月曜休館・祝日開館(会期中閉場期間あり)。

尾道本通り商店街
 尾道本通り商店街では、旧 絵のまち館とyumenemiギャラリーで、写真や映像作品等を展示中。月曜休館、祝日は開館。

10月からこの会場も追加
 今後は、鞆の津ミュージアム(19日〜月・火曜休館、祝日は開館)で、先日商店街で『パン人間』のパフォーマンスをした折元立身さんのこれまでの映像が紹介される。
 百島の五右衛門風呂の家「 乙1731」では、塩の芸術家・山本基氏が滞在制作する(18日〜20日制作公開/21日〜作品公開。月・火・水曜休館、祝日は開館)。
 浄土寺(24日〜月曜休館、祝日は開館)でも展示がある。
 
アート回廊クルーズ
 全行程にアートガイドが添乗するクルーズもある。10月7日・8日・14日・15日・21日・22日・11月5日で各5千円〜7千円。クルーズの問合せは尾道観光協会℡0848ー36ー5495。



海と山のアート回廊
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