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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2017.8.4

異業種リレーの「わ」No.588 株式会社きもの工芸 西陣 取締役営業部長 高木皇児さん


今回は、「株式会社トリニティ」代表取締役、藤田 直史さんのご紹介により、
「株式会社きもの工芸 西陣(福山市南蔵王町5-7-37 TEL.084-945-8088)」取締役営業部長、高木皇児さんに登場願いました。

 

和装で迎える人生の節目 素敵な思い出に

…なにごとも挑戦
 父が着物や振袖を取り扱う、きもの工芸 西陣を創業したのは平成元年、私が生まれて間もない時です。父からは「上辺だけで中途半端にならないように、何ごとも経験を積むことが大事。経験をしないと語れない」と、店の手伝いよりも、やりたいことをやりなさいと言われて育ちました。その言葉をきっかけに「なにごとにも挑戦する」という気持ちを持ち、最初は野球やサッカーなどスポーツを中心に、興味のあることから経験を重ねていきました。
 お店の手伝いをすることは無かったのですが、小学校の卒業文集で書いた将来の夢には、「西陣を継ぐ」と書いていました。心の中にはしっかりと、将来父と一緒に働きたい気持ちがあったのだと思います。

…積極的に前へ
 関西の大学に進学後も今しか経験できないことをしようと、飲食店や引越し作業などでアルバイトをした他、イベントサークルを立ち上げて学園祭の催し物や、みんなに喜んでもらえる企画を仲間と一緒に考え作り上げていました。また、体を動かすことが好きな私に向いていると思い、心身ともに鍛えることも含めて日本拳法にも挑戦しました。少し人見知りするところがありましたので、意識して人が集まる場所へ出向き、多くの人と交流を広げたことで少しずつ克服できたと思います。
 大学卒業後は広島市内のホテルに就職し、ウェディングプランナー・宴会担当として勤務。接客、サービス業で必要となるお客様に対する気持ちと姿勢を学び、今の仕事にも活かせているかと思います。
 在職中、結婚式で初めて司会を経験した時のことをよく覚えています。失敗しないように上司に相談し、段取りを学びしっかり準備をした結果、依頼していただいた新郎新婦にとても喜んでいただき、晴れ舞台のお手伝いが出来たことを嬉しく思いました。

…和装普及へ
 いつかは家業を継ぎ、一生続けていく覚悟を決めて25歳で、きもの工芸 西陣に入社。前職での経験を活かし七五三、成人式、結婚式など和装を着て迎える人生の節目、一生の思い出づくりのお手伝いが出来るように全力で取り組むとともに、普段から和服で生活し、和装の普及に力を入れています。和装や和の文化などが、ネットやニュースで取り上げられる機会が増えたこともあり、年々若い人から夏祭りで着る浴衣の問合せ、着付け教室に通う人も増えてきています。着物は、母から娘へ、そして孫へと三代にわたって受け継いでいけるものです。洋服と違い、シャキっとしたりワクワクしたりという気持ちの変化、いつもの自分と違う発見や出会いがあると思います。まだ和服を着た経験がない方には、まずはレンタル浴衣から挑戦していただいて、和装の魅力を知ってもらいたいです。
 撮影スタジオのピカソを15年前に始めてからは、着付けしてすぐに撮影が出来るようになっています。それまで呉服は呉服屋、撮影は撮影所別々にあるのが一般的で、移動に時間が掛かっていたのを「どうすればお客様に喜んでもらえるか」と考えた結果、着付け・ヘアメイク・撮影が一つの店舗で完結する今のカタチになりました。今後も時代の変化に対応し、古き良きものは残し、流行や新しい考えを取り入れ提供していきます。
 近年、福山ばら祭やストアハウスなど、地元で開催されるイベントに積極的に参加しているのは、和文化に実際に見て触れる場を提供したい思いと、少しでも地域貢献になればという思いがあります。12月にはモデルを一般公募しての振袖ファッションショーも企画中です。これからも地元密着企業として、和装の魅力を伝えていきたいと思います。