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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2017.8.4

No.109 良性の線維腺腫は悪性に変わるのか

良性の線維腺腫と診断されました。悪性になる心配はありますか?


 線維腺腫は、女性の乳房にできる良性の腫瘍の中で最も頻度が高く、わかっていないものも含めると、10人に1人くらいの女性にできるとも言われています。原則的に癌に変わることはありません。できる原因はわかっていませんが、女性ホルモンの変動が影響すると考えられていて、15歳から35歳くらいの年代に多くでき、閉経後は自然となくなる場合もあります。できる個数は一個だけのことが多いのですが、10~15%くらいの人は2個以上できることがあります。しこりとして触る場合は、良く動くしこりとして触れ、通常痛みはありません。ただ、1~2cmくらいのものが多いので、自分ではわからないことも多くあります。しこりがあって病院を訪れた場合は、年齢や妊娠の可能性などを考慮して、超音波検査やマンモグラフィが行われます。また、症状がなく受けた乳がん検診の際に、偶然見つかる場合もあります。診断はしこりの一部分を細い針で採取して、顕微鏡検査(生検)を行います。ただし超音波検査での見え方が典型的で若い方の場合や、両側の胸に複数同じようなしこりがある場合は、生検せず経過を見ることがあります。線維腺腫が見つかった場合は、大多数は治療の必要はありません。定期的に超音波検査などを行い、大きさに変化がないか経過を見ていきます。最初から大きいしこりとして触るときは、摘出が検討される場合があります。また経過中に明らかに増大する傾向があり、線維腺腫以外の腫瘍の可能性があるときにも摘出が検討される場合があります。線維腺腫の形や大きさの正確な評価は、超音波検査が最も有効です。あまり心配せず、定期的な経過観察を欠かさないようにしてください。