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こんにちは!矯正専門医です!

特集・読み物


2017.8.4

No.89 骨格性反対咬合を非外科的矯正治療で治した1症例

 反対咬合とは上下の前歯が逆に噛んでいる状態をいいます。また、反対咬合には「歯槽性反対咬合」と「骨格性反対咬合」の二種類があります。
 歯槽性反対咬合とは、「歯」に起因する反対咬合です。これは、歯を動かすのみの矯正治療で比較的、簡単に治ります。
 骨格性反対咬合とは、「顎骨」に起因する反対咬合です。この場合、歯を動かすのみの矯正治療では治らない場合が出てきます。
 成長期のお子様であれば、上下顎骨の成長促進および抑制を矯正装置によってコントロールする場合がありますが、私の経験上、顎骨の成長コントロールは結果的に不可能と思われ、無意味な治療のように思っております。
 また、成長が終了している重度の骨格性反対咬合と診断された成人の方の場合は、歯を動かす矯正治療と併用して、外科手術により大きくなった下アゴを切り落とすといった外科的矯正治療(外科矯正)と呼ばれる治療法に踏み切らなくてはならない場合もあります。
 しかし、当院には他医院で外科矯正を勧められ、手術の恐怖と納得できないとの思いから、何とか手術をせずに治せないものかと来院される患者様は結構いらっしゃいます。
 そのため、患者様の要望に応えるべく、手術の可否のメリット・デメリットをしっかりと話し合ったうえで、通常の矯正治療のみで治療を開始していく場合があります。
 今回の患者様は、重度の骨格性反対咬合のため外科矯正の適応でしたが、手術なしの矯正治療を強く希望されたため、ご要望に沿って、通常の矯正治療のみで治しました。