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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2017.2.24

異業種リレーの「わ」No.572 株式会社 御領精螺 代表取締役 藤井 享宏さん


今回は、「神辺東塾」代表、諏澤 敏弘さんのご紹介により、
「株式会社 御領精螺(福山市神辺町下御領950-1、TEL.084-965-0010)」代表取締役、藤井 享宏さんに登場願いました。

 

ハーモニーの和のように つながりに感謝

…大人顔負けの工作!?
 小学生の頃の私は、学校が終わると友人と山や川に出掛け、暗くなるまで外で遊びまわる活発な子どもだったと思います。モノづくりも好きで、昭和38年に父が創業した金属加工を行う会社の工場について行き、工具や機械に触れる機会が多かったです。幼い頃から、父親の働く姿を見ていましたので、いつか父のように仕事する姿が〝カッコイイ大人〟になりたいと思っていました。
 中学生になると、団体競技よりも個人競技が向いていると思い、テニス部に所属。普段の練習から厳しいクラブで、さらに夏合宿が過酷で何度も辞めたいと思っていましたが、途中で諦めることが嫌でしたので3年間やりきりました。勉強では、社会科の先生の授業がとても楽しかったことが歴史に興味を持つきっかけになり、社会科は学年トップクラスの成績でした。司馬遼太郎の本にも出会い、何冊も一気読みするほどハマり、将来は社会科の先生になりたいと思うほどでした。
 高校になると、今でも関係が続きお互いの活動が刺激し合える仲間と多く出会い、音楽が好きで友人とロックバンドを組んで、文化祭で演奏をするなど、勉強以外にも趣味や交友関係が広がっていった時期でした。
 愛媛県の大学に進学し、知らない土地での1人暮らしが始まりました。最初の頃は、生活の仕方が分からなかったことに加えて、それまで祖父母、親と二人の姉妹の7人家族で生活してきたので、なかなか1人の生活に慣れず時間があればよく帰省していました。家族は大切な存在だったので、離れて暮らすことになかなか慣れず寂しい思いをしていた私を、大学で知り合った地元の友人から「ご飯食べたか?食べに来いよ」とよく気にかけてもらったおかげで、1人暮らしにも慣れていきました。友人には感謝しています。
 今だから言える話ですが、小学校の夏休みに出た工作の宿題を、父の会社の社員さんに手伝ってもらっていました。船の作品を作ることになり設計図から書き、鉄でできた船を作りましたが、よく考えると子どもだけでは製作できない程の完成度でした。

…忘れられない初取引
 いつか地元に帰ることを決めていましたが、もう少し家族と離れて1人で頑張ってみようと思い、地元に帰らず岡山県の金融機関に就職し、社会人生活が始まりました。それまでアルバイトの経験がなく、働いて給料を貰う大変さを初めて知りました。営業で外回りをしていましたが、なかなか契約が獲れず上司から怒られ悔しい思いをしたが、その気持ちをバネにして、お客様のためになる提案を続けていました。初めて取引いただいたお客様のこと、初めて成績が付いた感動は今でもはっきりと覚えています。「一生懸命やれば、成果が出る」を実感しながら、融資をきっかけに取引先が成長していくお手伝いが出来る楽しさと、働く喜びを知っていきました。

…和の経営
 26歳の時、稼業を継ぐため帰郷し御領精螺に入社。自動車や農業用機械で使われる金属の加工・組み立てを行う生産現場から営業、事務全ての部署を経験しました。毎日が勉強の日々で忙しかったですが、昔見た働く父と同じ場所で、一緒に仕事をする楽しさを感じながら働いていました。品質・納期・安全の3つを大事に、お客様に納得してもらえる商品を製造し続け、信頼・維持してもらえるように努力していました。
 37歳の時に、代表取締役を引継ぎ、「不易流行」それまで積み上げてきた大事な部分は変えず、時代に合わせて変えていくところは変えていく。自分の目で見て判断していく責任の重みを感じながら、それまでなかったマニュアルを作り生産効率を高め、経営理念も定め社員一丸になって「和の経営」をしています。「和」とは仲良くする事、互いに相手を大切にし協力し合う関係にあることで、「人の和」とか「家族の和」と言いますが、私は、職場のチームワークを重んじて喜びを生み出す「協調の和」をさらに深めていければ、私たちはまだまだ成長できると思っています。昔は団体競技に向いていないと思っていましたが、みんなで協力してお客様に喜んでもらえるモノづくりを極めていくことが、社員の幸せにも繋がっていくと思っています。
 結婚して20年。2人の子どもに恵まれ、幼い頃に見た父の姿〝カッコイイ大人〟に近づき、子どもに見せてあげられているかは分かりませんが、私が仕事に打ち込める環境を作り支えてくれている家族と、ライバル会社に負けないように力を合わせてくれる社員にはとても感謝しています。


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