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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2017.7.7

No.108 高濃度乳房(デンスブレスト)とは

高濃度乳房(デンスブレスト)と検診結果にありましたが、どういうことでしょうか?


 高濃度乳房とは、マンモグラフィでの乳腺の映り方が白っぽく見える場合を指しています。乳房は乳汁を作る乳腺と脂肪組織から構成され、その割合は人によってまちまちです。マンモグラフィでは乳腺は白く、脂肪は黒く見えます。写った乳房がより白く見える方を高濃度乳房と呼び、日本の受診者の約4割がこれに当てはまります。高濃度乳房とは単にマンモグラフィでの写り方を言っているもので、それ自体決して病気ではありません。若い方、閉経前の方、ホルモン補充療法を受けている方に高濃度乳房が多い傾向にあります。最近取り上げられることが多く、一般的に高濃度乳房だと、乳がんの発見が難しい場合がある事と、受診者に伝えるかどうか、また他の検査も併せて行うかということが議論の対象になっています。一般的に検診は、人間ドックのタイプと市区町村の住民健診のタイプとに分けて考えられます。人間ドックのタイプが主なアメリカでは、全50州のうち27州で高濃度乳房の通知が法制化されています。受診者はかかりつけ医を訪れ、遺伝性乳がん等のリスクも考慮に入れ、MRIやトモシンセシス(3|Dマンモグラフィ)、超音波検査などを受けるかどうか決めていきます。一方、住民健診のタイプが主なヨーロッパでは、高濃度乳房かどうか、通知を義務付けている国はありません。一般的に、日本では超音波検査が比較的普及しているので、追加の検査に勧められることが多いです。確かに超音波検査を加えることで早期乳がんの発見率が上がるといったメリットがある一方、病気ではないのに精密検査が必要と誤って判断されるデメリットもあります。また超音波検査は、マンモグラフィとは異なり、生存率の向上に寄与するといった確たる結論が得られていないのが現状です。一律に決められない問題でもあるので、検診を担当した医師と相談できればベストかなと思います。


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