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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2017.4.7

No.105 甲状腺の大きさについて

健診で甲状腺が大きいといわれました。どこで診てもらったらいいでしょうか?


 健診で、医師が首を触診することがあります。甲状腺はのどぼとけの下にある柔らかい臓器で、通常は指で触ってもわかりませんが、病気で腫れたり硬くなったりしているときは触れてわかることがあります。このような時には超音波検査がまず勧められます。また人間ドックで甲状腺の働きの異常を指摘されたときにも超音波検査が勧められます。特にTSHといって脳から分泌される甲状腺刺激ホルモンが正常値を外れているときに甲状腺の病気が疑われます。甲状腺に関してはCTなどのレントゲン検査より超音波検査の方が優れていて、2〜3ミリの小さいしこりも描出することができ、また被ばくの心配のない安全な検査です。

 検査は仰向けに寝て頂き、頭を少し後ろに傾けた状態で検査用のジェルを塗って機械を当て、モニターに映った甲状腺が腫れていないか、しこりがないか見ていきます。甲状腺全体の大きさを計測しますが、真ん中の一番薄い部分が何ミリか測定し、基準値を超えている場合に大まかに腫れていると判断します。甲状腺が腫れる頻度の高い橋本病(慢性甲状腺炎)やバセドウ病といった病気では、甲状腺内部でのエコーの反射の見え方や、血流の変化に特徴があり、血液検査をすることで診断が進んでいきます。しこりが見つかった場合は、中身が液体か充実したものか、形が丸くきれい、あるいはいびつな形か、超音波の反射の仕方がきめ細かい、あるいはざらついているかなどによって、大まかに良性か悪性か判断ができます。場合によってははっきりとした診断を得るために、注射用の細い針を刺して細胞を採取する場合がありますが、おそらく問題がないと思われるときは定期的な超音波検査を繰り返し行い、大きな変化がないことを確認していく方法もあります。

 このように超音波検査はとても有効な検査ですが、病院により装置の設定や付属器具が多少異なる場合がありますので、必要があれば確認の上受診してください。