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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2017.3.9

異業種リレーの「わ」No.573 株式会社 トンボ 専務取締役 中藤 和信さん


今回は、「株式会社 御領精螺」代表取締役、藤井 享宏さんのご紹介により、
「株式会社 トンボ(福山市港町2-16-22、TEL.084-923-2423)」専務取締役、中藤 和信さんに登場願いました。

 

多くの人に喜ばれ 支えられる手袋を

…チームメイトとともに
 TONBOREXのブランド名で救助用、災害活動用手袋から一般作業用の手袋まで、手袋製造に特化し、消防隊員をはじめ警察官、自衛官から、「人命救助の現場で使用しやすい」と言ってもらえる高い要求に応えられる製品を日々開発・改良しつづけています。
 私が生まれた年に、父親が作業用手袋の卸売販売の会社を創業しました。忙しかった父の背中を見ながら、幼い頃から2歳上の兄とよくボールを使って遊んでいました。小学3年生の頃からはソフトボールのチームに入り、中学は野球部に所属し、野球に没頭した3年間でした。高校でも野球部に入部し、1年夏からはマネージャーとしてチームのサポート役にまわりました。2年生の夏の大会ではスコアラーとして参加し、チームワークがよく全体的にバランスがとれた甲子園を意識させてくれるチームでした。惜しくも準決勝で対戦した広島商業高校に負けましたが、ベスト4の成績を残したチームメイトと一緒に野球が出来たことは嬉しく、今でも当時の気持ちを忘れていません。

…救助現場への思い
 高校を卒業後は、父の会社へ入社。当時は革製作業用手袋の卸を中心に、衣料製品も製造していました。革製品製造の強みを活かして、レーシングスーツやグローブの製造・販売を始め、昭和60年に中藤商店から株式会社ナカタケに社名が変わり、自社ブランド「ナカタケ」のレーシングスーツを販売していました。鈴鹿8時間耐久レースで、ナカタケの名前が入ったレーシングスーツで走る選手全員を応援したい気持ちになっていました。その後、平成5年からは消防隊員向けに手袋の製造を始めていくのですが、当時の消防用手袋は国内で製造する会社が少なく、また、救助用や防火用などの用途に特化していなかったり、常に充分な数量を供給できていなかったりという状況を知っていくにつれ、現場で活動する隊員に不自由なく活動してもらいたいという思いが強くなり、レーシングスーツなど他の製造をやめて平成8年に株式会社トンボに社名を変更し、消防・災害現場で利用してもらえる手袋製造に一本化しました。同時に、父が会長に、兄が社長に、私が専務になり、新しい体制になりました。
 地元福山からはじまり、今では消防現場以外にも、警察・自衛隊員のほか一般向けの作業用手袋を全国で利用していただいています。海上保安庁でも使用され、映画「海猿」でも使用されました。実際に救助・災害現場で活動する隊員から要望や改善点を聞いていくと、想像でしか分からなかった部分以外の貴重な意見が集まってきました。隊員が活動しやすい機能を追加・強化し続けて、現場で活躍する隊員に支持される製品を社員全員同じ思いで作っています。6年前にはベトナムに自社工場が完成し、製品が不足しないように供給体制も整いました。

…今後も変わらない思いで
 ちょうど6年前の3月に発生した東日本大震災の際、現場で使用する手袋が不足していることを活動する東京消防庁の担当者から聞き、遠くからでも現場の応援をしたい気持ちで、手袋を至急手配し提供しました。新聞報道などで被災者が救助された様子の写真に、当社の手袋をはめた隊員も写っているのを見ると、救助者・隊員の役に立ててよかったなと思いました。
 これからも変わらず、隊員が活動しやすいと言ってもらえる手袋を作り続けます。それを継続していくことが社員、そして地域住民が安心して生活していける社会の一助になり、会社の使命だと考えています。


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