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Prekoトップページ > こんにちは!矯正専門医です! > No.84 重度過蓋咬合の矯正治療 〜アンカースクリューシステム〜
こんにちは!矯正専門医です!

特集・読み物


2017.3.9

No.84 重度過蓋咬合の矯正治療 〜アンカースクリューシステム〜

 過蓋咬合とは前から見たときに、上の前歯が下の前歯を覆ってしまうくらい深くまで噛み合っている噛み合わせの事です。歯が凸凹しているなどとは違い、自分自身では気づかないことが多く、学校健診や、歯科医院で指摘されることが多い噛み合わせです。そのため過蓋咬合はあまり一般的な不正咬合ではありませんが、歯や歯茎などに悪影響を与える悪い噛み合わせの一つなのです。


•顎関節症になりやすい
過蓋咬合は下顎の前方運動を妨げるため、顎に負担がかかり、顎関節症を引き起こす原因となります。

•歯周病になりやすい
下の前歯が上の歯茎の根元をいつも刺激することで歯槽骨や歯根膜といった歯周組織の破壊を起こし、歯周病になっていきます。又、その刺激が原因で傷がついて、歯茎がさがったり、腫れたり、口内炎になることも多々あります。前歯は機能的な役割を果たしていないため、奥歯に負荷がかかり、さらに歯周病が進行しやすくなってしまいます。

 今回の患者様は16歳の男性で、重度の過蓋咬合と左上犬歯が歯茎の中に埋まっており、3件の歯科医院で矯正治療は困難と判断され、治療自体を断られた経緯があって、どうにかならないものかと当院へ相談に来られました。私は、矯正用アンカースクリューシステムと併用した矯正治療を行えば、どんなに深い噛み合わせも上手く治るであろうと判断して矯正治療を開始しました。

 前歯の歯茎にアンカースクリューを埋め込んで、それを支えにゴムにて前歯を上方に引っ張り上げていきました(写真1)。そして、上下歯列全体を正していき、最終的に下の前歯が半分程度見えるまで改善し、全体的な噛み合わせも良好になりました。治療は約3年かかりましたが、大変満足いく結果となりました。


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