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こんにちは!矯正専門医です!

特集・読み物


2017.2.10

No.83 矯正治療後の咬合不良による再治療 アンカースクリューを用いた咬合改善

 今回の症例は、17歳の女性で某歯科医院にて矯正治療を行いました。しかし、治療後に前歯の突出感とかみ合わせが悪いため、物が食べにくいとのことで、当院に再治療を希望して来院されました。
 初診時の口腔内を確認すると、一見、歯のガタつきもなく、かみ合わせも悪くないように見えますが、専門的な視野で確認すると、前歯のかみ合わせがかなり深く、上下歯列の前後的位置関係も悪いため、患者様の訴えたい事が理解できました。
 再治療にあたって、注意する点は2点です。
•前歯部のかみ合わせを浅くする事。
•上顎歯列全体を後方に動かす事。
 これが改善できれば、患者様の主訴を改善できるはずです。しかし、従来の矯正治療では、この歯の移動は難しく、うまく治せないのが実状でした。近年、アンカースクリューという強固な固定源の使用が可能となったため、迅速かつ確実に歯の移動が行えるようになりました。
 画像にあるように、上あごの中心に小さなスクリューを埋入して、そこからゴムを使って前歯を引っ張ると歯列全体が後ろにさがり、なおかつ前歯のかみ合わせも浅くできるのです。患者様は歯の裏側からの矯正治療を希望したため、表側よりも難易度はさらに上がりましたが、アンカースクリューのおかげで何の問題もなく、綺麗になおりました。
 治療に要した期間は18か月です。
 治療後は前歯の突出感が無くなり、かみ合わせも良好になって、物がしっかり噛めるようになったと満足していただきました。
 歯列不正を正すだけの矯正治療ではダメなのです。私は、矯正治療とはかみ合わせを治す咬合治療だと常に意識しながら、治療に専念しております。


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