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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2016.12.16

異業種リレーの「わ」No.565 備後撚糸株式会社 取締役社長 光成 明浩さん


今回は、「有限会社 徳毛レジン」代表取締役、徳毛 裕介さんのご紹介により、「備後撚糸株式会社(福山市芦田町福田872 TEL.084-958-3355」取締役社長、光成 明浩さんに登場願いました。

 

創業90年の伝統と新しい技術で、日本から世界へ

…人生初、唯一の…
 芦田町に生まれ、小さな頃の遊びは川で魚をとったり、夏はカブトムシをとりに山へ行ったりと自然の中で遊ぶことが多かったです。小学生になると、親にすすめられてソロバンと書道を習い始めました。書道では学童部の最上位である、特待生になることが出来ました。30年経った今ではそのカタチがないのですが笑。
 中学に入ると、昔一緒に遊んでいた近所のお兄さんに誘われて野球部に入部。そこで初めて体育会と、急に始まる先輩後輩の上下関係の厳しさを体験しました。部活動はとても練習が厳しく、先輩の許しがなければ水も飲めない理不尽な環境にその当時からとても違和感を覚えていました。また、ブラックバス釣りが人気で、私も友達とよく釣りに出掛けていました。釣りをすること自体とても好きなこともあり、将来漁師になりたいと本気で考えていました。親に相談をしましたが、そんな簡単なものじゃないと反対されてしまいました。
 勉強の方は高校1年生までは真面目に取り組んでいたのですが、2年生のクラス替えで出会った友達からすすめられたことがきっかけで、漫画の魅力にハマってしまい家で読むだけに留まらず授業中にもよく読んでいました。その結果、数学のテストで人生初の0点を経験してしまいました。受験勉強も始まる時期でこれではダメだと思い、漫画を読むことは止められませんでしたが、授業中に漫画を読むことはやめました。遅れを取り戻すように、受験勉強をしっかりし、広島経済大学に無事合格しました。

…悪夢再び?
 大学入学後は、学業はもちろんバイトに、友人との遊びにと精力的に動いていました。まわりの友達が車を買ったことで、車に対して強い憧れと興味を持ち、よくドライブに出掛けていました。講義は一度も欠席することなく順調な学生生活を送っていたのですが、実は大学のテストでも親に言えない失敗をしてしまいました。それは欠席が絶対に許されない、大事な試験に寝坊をしてしまったのです。大事な試験があることを知っていた向かいに住む友人が、私が通学で使うバイクが置いたままの状態を不審に思い、起こしに来てくれたことでテスト時間内に到着することができました。が、入室が許されずに顔面蒼白のまま、すぐに担当教授に再試験を拝み倒したのですが叶わず…。とにかく親にバレない様に必死でした。結果、それまで全ての講義に出席していたことで、可ではなく良の評価を貰えました。その時の友人には、今でも会えばその時のことを感謝するよういじられます。
 就職活動は、好きな釣りと車関係を中心に行い、大手カー用品店から内定を貰い就職。地元福山の店舗に配属され、初出社日前日には万全の準備を整えようと配属先店舗の下見をしました。お店のスタッフには強面の人が多く、ビビリながら初出勤したことを今でも思い出します。一緒に働いてみるとみんな良い人ばかりで、仕事内容も楽しく同期の中でも一番早い昇格を経験し、職場で妻にも出会いこれからもずっと働くと思っていたのですが、32歳の時、父が3代目として経営している備後撚糸に入社することになり9年働いた会社を退職しました。

…攻めの姿勢で
 畑違いの分野で何も知らないので、会社のことを知ることから始めました。撚糸とは糸と糸を撚り一本の糸にすることです。強度を出して、服など繊維製品の素材に使われています。入社当時、会社の仕事は全て委託加工に頼り注文にあわせて生産していたので、取引先の状況にあわせて業績が左右され、新規の取引が増えることも少ない状況でした。このままではダメだと思い、もっと多くの人に会社を知ってもらおうと東京の展示会に出展。初めての試みに「なんとかなる」と思っていましたが、なんとかなりませんでした。お金をかけた周りの企業ブースに囲まれた中、手書きのポップで作ったブースは完全に浮いていましたね。質問にうまく答えられず、提案も思うように出来ず反省の多いイベントでしたが、同時にとても勉強になったので良い第一歩だと思っています。
 その後は和紙から出来たオリジナル製品の和紙糸の開発に成功し、展示会にも積極的に参加。新しい業界、人との出会いから様々な要望やオーダー、コラボ商品が増え、今では自社製品が売上の50%を占めるまでに成長。今後もっと一般の方に広く認知してもらい、多くの人に愛用される和紙糸製品を作り続けたいと思っています。また、創業90年を迎えた会社の4代目として、今では数少なくなった撚糸加工業を絶やすことなく、次代に繋げていきたいです。


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