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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2016.12.9

異業種リレーの「わ」No.564 有限会社 徳毛レジン 代表取締役 徳毛 裕介さん


今回は、「有限会社 川上組」代表取締役、川上 定保さんのご紹介により、
「有限会社 徳毛レジン(福山市芦田町上有地678-1 TEL.084-958-4581」代表取締役、徳毛 裕介さんに登場願いました。

 

お客様に喜んでもらい 薦めてもらえる製品を

…目標は見つからず
 神辺町下竹田に5歳上の姉と4歳上の兄がいる末っ子として生まれました。家の周りは山や川、自然に囲まれた環境でしたので、虫取りや山の中で遊ぶことが多い少年時代でした。小学生になると地域のソフトボールチームに6年間所属していました。スポーツをすることも観戦することも好きでした。
 実家は弁当容器などの食品包装資材の会社をやっていて、幼い頃からよく手伝いをしていました。会社は兄が継ぐことになっていたので、自分が将来何になりたいかを考えないといけなかったのですが、将来の夢や目標など想像したり考えたりしていなかったです。
 高校生になると、実家の製造業には手伝いで関わっていたということもあり、それまで経験をしたことがない飲食店など接客業の仕事に興味を持っていたので飲食店でアルバイトを始めました。また、音楽が好きで12歳からやっていたバンドで福山市内を中心に尾道などでライブ活動も始めて行動範囲、経験が広がっていくのですが、このまま飲食や接客の仕事をするのか、音楽を続けていくのか考えがまとまらず将来については漠然としたままでした。

…環境を変えた出会い
 24歳の時、高校生の時から6年お付き合いをしていた彼女と結婚したことが、ひとつの転機になりました。結婚と同時に、彼女の父が経営している会社徳毛レジンに入社。
 会社ではFRPと言われるガラス繊維強化プラスチックを使った、公園遊具や宿泊施設で使われる浴槽から介護用に使われる浴槽を作る作業に従事しました。最初はとまどいと不安がありましたが、実際にやってみたら楽しく黙々と作ることに没頭できました。その後27歳の時に営業職に異動し、地道にダイレクトメールや飛び込み営業をしていました。同業他社は全国的にも少なく、製品を求めている方は全国各地におられるのですがなかなか成果が上がらず、少し不安になり始めていた時に救いの手を差し出してくれた方がいたのです。その方は仕入先として取引を始めたばかりの福山市内の会社の方で、商談中の私の体から悩みのオーラが滲み出ていたのでしょうか、解決のきっかけになればと中小企業家同友会青年部に誘ってもらい入会。しかし、入ったものの最初はうまく溶け込めず、熱い気持ちを持った同年代に圧倒されていましたが、「やるしかない!!」という気持ちで初めて本音で弱音が出せました。たくさんダメな自分を出し、「やるべきことは決まっている。やることをやろう」と良い意味で開き直れました。同友会に入って決算の大事さと根拠のないまま営業をしていたことにも気付き、もっと勉強をしないとダメだと思うとともに後継者としての自覚が強く芽生えました。
 悩みや相談にのってくれる同友会の仲間たちに出会ったことが、昔から目的など持たず、漠然と考えてきたつまらない人生が変わった瞬間でした。出会えた仲間には本当に感謝をしています。

…困難に立ち向かって
 29歳の時に代表取締役に就任。最初の試練はリーマン・ショックの影響による景気後退でした。当時はまったく仕事がなく会社に行くのが嫌でした。が、先代から引き継いだ会社を潰すわけにはいかないので、会社を立て直すため社員達と話し合い、30年以上積み重ねてきたFRP製造・加工技術で介護現場で活躍するオリジナル商品を中心に新商品の開発と、それまでやってきた営業活動のやり方を大きく変更したことで、全国から注文が入るようになり業績も回復していきました。
 自社製品を利用していただいている方から、「要介護になり大好きだった入浴が困難になり月1回になっていたが、浴槽を変えたことで入浴しやすくなり、またお風呂を楽しむことが出来ている」との声を頂いた時はとても感慨深いものがありました。無形の状態から人に喜んでいただけるモノづくりを通して、これからも多くの人の縁の下の力持ちとして社会貢献できる仕事を続けていきたいと思います。


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