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こんにちは!循環器科内科です!

特集・読み物


2016.11.18

No.83 ヒートショック

家の中で、ヒートショックで死亡することがあると聞きました。ヒートショックって何ですか?

ヒートショックとは、急激な温度差によって起こる身体への悪影響のことです。温度の変化によって、血圧が急激に上昇したり下降したり脈拍が早くなったりする状態のことをいいます。
 ヒートショックは、体に大きな負担をかけるため、冬の入浴中に起こる突然死の大きな要因となります。たとえば、急激に血圧が上昇した場合は脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などで死亡する恐れがあります。逆に、急激に血圧が低下した 場合は脳貧血を引き起こし浴槽でめまいを生じてけがをしたり、溺れたりする危険性があります。暖かい居間から冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変します。冬は住宅内の温度差が大きくなるため、注意が必要です。
 入浴時には服を脱ぐことで寒さが増し、体内では熱が逃げないように皮膚表面の血管を縮めるため、血圧が上昇します。湯船で温まりますが、この時に身体を温めるため、血管が広がります。血管が広がることで血圧が急激に低下します。熱いお湯に入った瞬間にも熱い刺激で血圧は上昇しますが、温まり始めると急激に血圧は低下します。最後に温まった体で寒い脱衣所へ出ることで、再び急激に血圧が上昇します。この小さな動きのなかでの急激な温度変化が短時間のうちに起こり、これに伴って、血圧の急激な上昇や下降が引き起こされます。この血圧の急激な変化が危険です。寒いトイレでも似たようなことが起こりえます。
 冬場の入浴時の事故を未然に防ぐためには、居間と脱衣所と浴室の温度差をできるだけ小さくしておくことが大切です。脱衣所やトイレに暖房器具を置いて、入浴前に脱衣所を暖かくしておいたり、トイレを温めるとヒートショックを予防することができます。
 できるだけ体の負担にならないように、ヒートショックを防ぐような生活をしたいものです。


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