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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2016.8.5

異業種リレーの「わ」No.552 Sogii KANNABE 代表取締役 細木 博さん


今回は、「格闘技スタジオ『ワイズボディ』」代表、河野 正幸さんのご紹介により、「Sogii KANNABE(福山市神辺町川南822-4 TEL.084-963-5486)」代表取締役、細木 博さんに登場願いました。

 

焼きたてフワフワ 美味しいパンの魅力を拡散中

…文武両道だった学生時代
 福山市坪生町に生まれ、小さな頃はまわりから大人しいと言われていました。遊びは友達と外でドッジボールをして遊んだり、幼稚園の頃からマリオゲームに始まり、小学生になるとスーパーファミコンのドラクエにハマっていました。勉強は自分で言うのもなんですが、成績は良かったです。小さな頃から親の教育として、学校から帰ったらまず宿題。そして次の日の準備を必ずしてから遊んでいました。大人になった今でも、ベッド横に次の日の準備が用意されていないと、落ち着けず安心して寝られなくなりました。当たり前のことをしっかりと教えてくれた親には感謝しています。中学に入ると、バスケ部に所属しましたが、先輩との上下関係になじめず1年生の1学期で帰宅部に。ゲームもですが、友達と自転車で井原や福山駅前に遊びに行く時間が増え、ここでは言えない悪いこともしましたが、今思えば良い経験です(笑)。私は男3人兄弟の末っ子で、長男が設計士、次男が大工、母親の親戚も建築関係の家系でしたので、私が現場監督になれば兄弟3人で仕事が出来るということで、高校は建築科のある福山工業高校へ。兄の影響もあり、部活で柔道を始める事になったのですが、指導が大変厳しい先生で、小さな頃からの柔道経験者に囲まれ、毎日猛練習の日々で初心者の私は心身ともに大変鍛えられた3年間でした。団体戦で県大会に出場し、仲間とともに戦えたことは良い思い出です。

…最初は軽い気持ち
 高校卒業後は、地元の建設会社に就職し建築の修行が始まるのですが、ワクワクするものが無く、このまま60歳まで一生の仕事に出来るのか不安な気持ちになり、初めて建設以外の業界に目を向け自分の将来を見つめ直した時、たまたまパン屋に密着するテレビを見て興味を持ち、最初はなんとなく楽しいかな〜の軽い気持ちでしたが、パン屋での修行が始まりました。「食べていいよ」と言われ失敗した焼きたてのパンを食べて、口の中が火傷すると同時に「美味しい!!」とビックリ。焼きたてのパンがこんなにフワフワで美味しいのかと驚きました。最初にお世話になったそのお店では、仕事のポジションが決まっており、やりたい過程をなかなか経験できず、最初から最後まで1人でパン作りをしたい私は、当時発売されたばかりの最新オーブンレンジをパン屋での初任給半分を使って購入。本を見ながらですが自分でイチから作ったメロンパンを、当時付き合っていた彼女(後に結婚)の母親に食べてもらうと、「美味しい!!どこのお店で買ったの?」。この言葉が『いつか自分のお店を持つ』という強い気持ちになった嬉しい言葉でした。働きやすく環境が整ったお店でしたが、もっと厳しい環境に飛び込まないと自分の店を持てないと思い、23歳の時、大阪の有名店に修行へ。ですが、正直厳しすぎて半年でギブアップ。福山に戻ってきました。28歳で1号店の駅家店をオープンするのですが、その間合計6店舗で修行。オープンから9ヵ月間は家に帰れず、店に布団を持ち込んで朝から仕込み、閉店後の片付けまで全て1人でしていました。実は22歳で結婚、大阪時代に子どもが生まれ、厳しい生活を送りながらも妻は文句ひとつ言わず支えてくれたことには感謝しています。店はその後、売上もスタッフも順調に成長し、2年半後には2号店の神辺店を開店。1号店は住宅街で、2号店はあえて難しい立地での挑戦で、予想を超える難しさで課題が出てはクリアしていく毎日。今現在進行中の次の目標は、社員の待遇を良くし長く働いてもらえる環境づくりと、1号店開店当初から開催している子ども向けのパン教室をきっかけに、私が19歳で経験した「焼きたてのパンがこんなにフワフワで美味しいのか!!」という体験を、子どもの時に経験しパンをもっと好きになってもらいたいことです。パンは主食にもおかずにも、そして、デザートにもなる。形も種類も無限の可能性がある。これからもお店では常に焼きたての美味しいパンを提供し続け、子どもはもちろん、パンを食べて笑顔になる人を見続けていきたいです。