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こんにちは!消化器・呼吸器内科です!

特集・読み物


2016.4.29

No.3 ピロリ菌について

健康診断で、ピロリ菌があるといわれました。ピロリ菌が体内に生息していると、体にどのような影響があるのでしょうか。


 胃の中は強酸性であるため、ばい菌は生息できないと考えられていましたが、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃酸を分解し、自分自身のまわりをアルカリ性にすることで胃の中での生存を可能としています。
 感染経路としては口から侵入する経口感染と考えられていますが、お箸やお茶碗を共有したり、お鍋をともに食べたりしても感染する心配はないと思います。また上下水道が普及し、衛生状態が良くなった近年、若い世代では感染率が低下していますが、50歳代以上ではまだまだ感染率は高いようです。
 ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍の原因になるということは知られています。胃薬を飲んでも胃の調子が改善しなかったり、胃潰瘍を繰り返すような場合、ピロリ菌を除菌したら治ったということもよくあります。
 また、胃がんの原因となるともいわれており、とくに胃がんの手術後ピロリ菌を除菌した場合、しなかった人と比べたら再発率が明らかに低かったという報告もあります。
 検査方法は、胃カメラで組織をとって調べる方法と、血液検査、吐いた息で調べる呼気テスト、検便で調べる方法などがありますが、医療保険の適応がない検査もあるのでかかる費用については医療機関で相談してみてください。
 ピロリ菌を除菌するには、抗生物質2種類と胃酸をおさえる薬の計3種類のお薬を1週間内服します。効果がなくても別のお薬があるので、2回目までは医療保険で治療できます。1回目の治療で75%以上の除菌効果があるといわれています。
 ピロリ菌の学会ではピロリ菌感染が認められたすべての人に除菌を勧めています。


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