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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2016.4.8

No.93 乳首のかゆみの原因と対処法

乳首がかゆいのですが、これって病気でしょうか?


 乳首のかゆみは①皮膚の炎症によるもの、②女性ホルモンの変化、③まれに特殊な乳がんで見られます。①原因として多いのはアトピー性皮膚炎で、花粉症や喘息など他のアレルギーが原因の病気と重なることがあります。皮膚炎は肘やひざ、頭皮に起こりやすいのですが、乳頭・乳輪も炎症を起こしやすい場所の一つです。症状が悪くなるのは皮膚の乾燥、長時間の水や汗との接触、アレルギーの原因になる洗剤やせっけん、ストレスなどが誘因となります。治療は軟膏や内服などのアトピー性皮膚炎の治療を行えば大丈夫です。お風呂上りに保湿剤を塗ったり、通気性の良いあまり締め付けないブラを付けるのも有効です。②乳腺は女性ホルモンの影響を受けますが、生理前や妊娠中は乳房にかゆみを感じることがあります。また乳腺炎で痛みが出る前にかゆみを感じることもあります。③乳腺の病気はパジェット病と呼ばれる特殊な乳癌がありますが、まれです。パジェット病の初期は乳頭や乳輪のかゆみを伴うことがあり、時間がたつと潰瘍やしこりができます。軟膏などを使ってもよくならず、どんどんひどくなる場合はパジェット病を一応疑う必要があります。ただし、パジェット病になるのはほとんど片側だけで、典型的には50歳から60歳代の女性に多く見られます。また特殊な乳癌の一つとして炎症性乳癌があります。乳房が急に赤くはれてきて硬くなり、痛みやかゆみを感じます。一見乳腺炎とよく似ており抗生物質が処方されることがありますが、良くなりません。以上まとめると、かゆみはあるけれど目で見て特に何も変化がない場合や、炎症があっても両側の場合はあまり心配がありません。皮膚炎のお薬を使っても悪化する場合、妊娠や授乳中でもないのに急に炎症を起こしてきた場合は、まれな乳癌でないことを確認するために乳腺外科を受診してください。


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