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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2016.3.10

No.92 乳房の石灰化について

乳がん検診で〝石灰化〟を指摘されました。がんの可能性が高いのでしょうか?


 乳房の石灰化は、乳腺の中に小さいカルシウムの沈着が起きることで生じます。石灰化の自覚症状は特になく、また非常に小さいので通常の診察の際にはわかりません。マンモグラフィを撮影して初めて指摘されます。石灰化の原因は数多くあり、加齢や炎症、以前の乳房への外傷などで起こります。食事などとは関係がありません。石灰化自体は非常によくあり、通常は良性でがんとは関係がありません。ただし中には早期の乳がんの場合があります。石灰化は大きめの(粗大)石灰化と小さめ(微細)石灰化の2つのタイプに分けられます。粗大石灰化はマンモグラフィでは大きい白い点や丸のように見えます。50歳以上の女性の半数に、50歳未満の10人に一人くらい見つかり、がんとは関係ありません。一方微細石灰化はマンモグラフィでは非常に小さい白い点に見え、やはり通常はがんによるものではありません。しかしある種のパターンや一か所に集まって見られる場合は早期乳がんの兆候であるかもしれません。粗大石灰化の場合は無害ですのでさらなる精査は必要ありません。微細石灰化の場合は、より詳しく見るために追加でマンモグラフィが撮影されることがあります。微細石灰化は『良性』、『良性、しかし悪性を否定できず』、『悪性の疑い』に分類されます。『良性』の場合は無害で、これ以上の精密検査や治療は必要ありません。『良性、しかし悪性を否定できず』と診断された場合、大部分は乳がんではありません。一般的には半年おきに最低一年間は経過観察がされ、特に新しい変化が見られない場合は以後一年おきにマンモグラフィ撮影が勧められます。『悪性の疑い』と診断された場合は良性と早期の乳がんの両方の場合があるので、生検を勧められることがあります。生検により石灰化を含んだ少量の乳腺組織が採取され、顕微鏡検査されます。石灰化も色々なケースがあるので先生によく聞いてみても良いかもしれません。


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