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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2015.11.4

No.88 胸の痛みについて

胸がチクチク痛みます。乳がんが心配です。


 乳房に痛みを感じる女性は意外に多く、米国の統計でいうと成人女性の50~70%の方、英国の統計では66%の女性が何かしらの痛みを感じるとされ、痛みを感じない人の方が少ないのが事実です。痛みは①生理の周期に一致したものと②一致しないものに分類されます。①は周期的な女性ホルモンの変化に伴い、両方の胸に重い感じや触ると痛みを感じ、わきの下や腕の方まで痛むことがあります。若い女性に多く、閉経とともに痛みがなくなるのが通常で、病気ではありません。②は30歳から50歳台の方に多く、通常は片側だけで、乳房の一部分にチクチクするような、焼けるような痛みを感じます。乳腺は女性ホルモンの影響を受けていますが、ホルモンバランスが崩れたりすることで、乳房の痛みを感じます。痛みと乳がんとは、ほとんど関係がありません。乳がんのしこりが痛むことはありますが、乳房の痛みで病院を訪れた方の中に乳がんが発見される確率は1・2%で、98・8%の方は病気ではありません。乳房が痛んでも、すぐ心配する必要はありません。痛みが徐々に強くなっている場合、痛みが3週間以上続く場合、あるいはしこりを触るなど他の症状もある場合は病院を受診してください。マンモグラフィと超音波検査を組み合わせた診察で異常がなければ、まず大丈夫と思われます。乳腺専門医を受診してください。痛みへの対応ですが、ストレスが原因のこともあるので心配しすぎないこと、一般的な消炎鎮痛剤の使用(薬局で購入が可能なもので、内服薬やジクロフェナクのローションを痛む場所に塗るなど)です。またある程度胸を固定してくれるスポーツブラの使用も有効です。最後になりますが、痛みがあるから病気で、なければ大丈夫と自分で判断するのは禁物です。症状がなくても、生涯にわたって定期的に乳がん検診を受けることが早期発見に最もつながる大事なことと思います。


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