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No.9 本当に知っているのかアメリカとはどんな国?
by 藤原 勝弘 2009.10.24

 戦後半世紀以上にわたり、我が国と密接な関係をもってきたアメリカ。今日の日本経済や文化に多大な影響をあたえ続けているその国の本質を、我々はどのくらい知っているのだろうか。アメリカ文化研究で知られる亀井俊介元東大教授は、「何事にも二律背反(アンビバレント)した面がある」と指摘している。
 この指摘に沿ってアメリカを見ていけば、多方面に渡ってその姿が見えてくる。例えば、平和を唱えながら戦争に最も関与し、ヒューマニズムを叫びながら人種差別は今なお強く、暴力を否定しながら銃を持たねば安心できない社会。そして何よりも自由でありながら保守的な側面も強く「理想主義」と「現実主義」が同居する国なのである。
 アメリカの歴史を振り返れば、一七世紀イギリスで迫害されたピューリタン(清教徒)が新たに作った国で、建国時から“神に選ばれた民”の意識を持ち、キリストが言う「丘の上の町」の建国を掲げ「明日なる運命」を意識してきた。初代大統領のワシントン以来、歴代の大統領はそうした神に選ばれた国民と言う意味の言葉をしばしば口にしている。また牧師によるテレビ説教なども人気があり国民の八割が聖書を信じる人たちなのである。 
 アメリカの外交政策ではこのような宗教的な価値観に基づいた行動が顕著に表れる場合がある。理想主義の代表的な例は、第1次大戦後ウイルソン大統領が提唱した「国際連盟」である。どのような小さな国も「民族自決」の権利があるとの理想でつくられた結果、どの国も己の国益を主張して混乱しあえなく消滅した。そして最近では9・11テロ後の「テロとの戦い」である。それは「正義」と「悪」との戦いで専制的なイラクを自由で民主的な国に解放する「聖戦」であったが、一方では石油利権を確保する現実的な戦いでもあった。“アメリカにとってよいことは世界にもよいこと”という考え方は今後も変わらないであろうと拓殖大学の川上高司教授は述べている。
 「理想」と「現実」が交錯するダブルスタンダード、善悪の二面だけで判断する“勧善懲悪”思想。「神の国」を願いながら、実は「世俗の国」であることをよく認識しておく必要がある。


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ブログを書いた人
藤原 勝弘
一九四四年生まれ。慶応義塾大学卒。広島テレビ勤務を経て、現在、松岡病院に在勤。
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