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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2015.8.7

No.85 マンモグラフィの放射線量について

今年CT検査をしましたが、マンモグラフィを受けても大丈夫でしょうか?放射線をたくさんあびて大丈夫なのかなと不安です。


 一定の限度を超える、あまりに大量の放射線を一度に浴びた場合は健康に望ましくない影響を受けることはあり得ますが、病院の検査で受ける程度の放射線は量が少ないのであまり心配することはないと思います。マンモフラフィで受ける被ばく量(約2mSv)は、自然界にもともと存在する放射線量(自然放射線:日本では年間約2・1mSv)とほぼ同じです。CT検査はこれよりやや多く5~30mSv程度です。ただし放射線から人体を守るといった観点からすると、影響が全くないと考えるのは危険ですので、わずかな放射線量でもそれに応じた発がんの可能性があると仮定して、検査を受けることによるメリットと比較して検討します。マンモグラフィによる乳がん検診の場合は、その人が対象年齢になって、定期的に決められた間隔でずっと検診を受けた場合、例えば日本では40歳から検診を初めて2年おきに以後ずっとマンモグラフィ検診を受け続けた場合に浴びる放射線量の総計を基にして、放射線による不利益と、検診で乳がんが発見される利点を比にしたものを用いますが、利益が明らかに大きく上回ることが証明されています。ただし若年になるとこの比が小さくなり、30歳未満の最初の画像診断としては超音波検査が勧められます。また、これは付け足しになりますが、マンモグラフィの撮影は圧迫することにより痛みを伴う場合がありますが、圧迫により乳房が1㎝薄くなると放射線の被ばくは半分に減少するメリットがあります。一番最近の統計でいうと、日本人の女性が生涯で乳がんに罹る確率は12人に一人と見積もられています。ぜひ検診にお越しください。