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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2015.5.1

No.82 乳房が痛む原因について

乳房が張って痛むので病院で検査を受けましたが、異常なしと言われました。痛みの原因を教えてください。


 乳房の痛みを経験する女性はとても多く、7割くらいの女性が何らかの乳房痛を経験したことがあり、乳房のことで病院にかかる最も多い理由になっています。乳がんのことが心配になる人も多いと思いますが、痛みのところに乳がんが見つかる可能性はほとんどありません(1%くらいと報告されています)。マンモグラフィや超音波検査で異常なければ、痛みがあってもまず乳がんの心配はなく、安心して痛みが軽くなることが多くあります。痛みの原因は、実はあまりわかっていないのが本当のところで、今まで女性ホルモンの異常が原因ではないかと色々な研究がされていますが、はっきりとした結論はなく、また痛みのある人とない人で、乳腺を顕微鏡で調べてもはっきりとした差は見つかっていません。痛みが出てまだ半年以内の場合は、病院で異常がなければ、自然に痛みが良くなる可能性が高いので特に治療は必要ありません。日常でできることは、『気は心』かもしれませんが、カフェインや脂肪分を制限すること、ガンマリノレン酸や豆乳の摂取など食事に気を付けたり、固定の良いスポーツブラの着用などや、痛みの場所が比較的小さい範囲であれば消炎鎮痛剤(ジクロフェナク)の軟膏が勧められます。痛みがとても強く、経過が長い場合はお薬の治療が必要になる場合もあります。いま日本で処方のできる薬はダナゾールで、9割以上の人で乳房痛が軽くなります。ただ残念なことに3分の2の方に、嘔気・憂うつ・生理不順・頭痛などの副作用が起こるため、服用を続けるのが難しい場合があります。米国では乳がんの治療に使われるタモキシフェンが副作用も軽く一番に処方されますが、日本では乳がん以外で処方することはできません。実際的には、このようなお薬の治療が勧められる方はごく少数で、多くの方はお薬の必要はありませんので、安心してください。


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