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こんにちは!循環器科内科です!

特集・読み物


2015.4.17

No.64 減塩と血圧の関係

減塩という言葉をよく耳にしますが、塩分を減らすだけで血圧に有効なのですか?

塩分が多いと血圧が上昇します。塩は水分を多く取り込みます。血管という限られた容器に塩が多いと、それだけ水分が多くなり、中の圧力が上がります。つまり血圧が上がります。
 高血圧の治療に使う薬に利尿剤というのがあります。おしっこで体の水分を出すと血管内の水分が減り血圧が下がります。塩分はこの薬と逆の作用で体に水分をためる作用があります。
 以前、日本では若い人でも脳卒中で亡くなる人が多くいました。特に北国の人に多く見られていました。原因を調べてみると、北国の人の方が西日本の人に比べて、血圧が高かったのです。同じ日本人なのに、なぜ北国の人の方が西日本の人に比べて、血圧が高いのか調べられました。その原因として北国の人の方が塩分を多く摂っていたのです。冬の保存食として冬、野菜の漬け物を多く食べていて、漬け物に多くの塩が付いており結果的に多くの塩分を摂っているために血圧が高かったと言うことがわかったのです。
 日本人の脳卒中を減らす運動が起こり、そのためには血圧を正常にすることが大切です。血圧を正常にするには、食事では減塩食です。減塩食にすると血圧が5~10mmHg下がります。適度な運動も血圧を下げます。これは発汗作用と体温上昇による血管拡張作用によると考えられます。
 血圧が高いと脳卒中や心筋梗塞になる割合が高まりますので、血圧を正常にする必要があります。国民全体として高血圧に取り組み、若い人の脳卒中は急激に減りました。そのため平均寿命は延びています。
 最近の話題としては、以前長寿の県として沖縄県が男女ともに平均寿命が1位でしたが今では長野県が男女ともに平均寿命が1位です。その原因の一つとして、長野県全体で、減塩という運動に取り組んでいることも挙げられます。