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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2015.4.3

No.81 乳がん検診について

会社の健康診断で乳がん検診を受けるのですが、超音波かマンモグラフィのどちらを受けたほうが良いのでしょうか?または、両方受けたほうが良いのでしょうか?


 年齢が30歳未満であったり、妊娠・授乳中の方は超音波での検診が勧められます。30歳代の方もどちらか一方とすれば、超音波の方が乳がんの発見率が高いとされています。40歳以上の方はマンモグラフィがまず基本になります。臨床試験で乳がん検診の効果がはっきりと証明されているのは、今のところ40歳以上のマンモグラフィ検診のみで、乳がんの死亡率が40歳代で15%、50歳以上で22%減少すると見積もられています。ただし、若い年代の発達した乳腺では、マンモグラフィで乳腺は白く濃く写り、乳がんも白く写るので、乳がんを発見するのが難しいことがあります。アメリカでは、検診で乳腺が白く濃く写る人には、(年齢にかかわらず)超音波検査の追加が勧められています。一方日本人は40歳代の人に乳がんが多く、またこの年代は乳腺が白く濃く写ることが多いため、マンモグラフィだけでは発見が難しい場合があります。そのため、40歳代の人のマンモグラフィ検診に超音波検査を加えると有効かどうか検証するため、厚生労働省による臨床試験「乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験」(JーSTART)が平成18年度から行われ、今年結果が公表されつつあります。もし有効だと確認された場合には、将来的には市町の乳がん検診が40歳代はマンモグラフィと超音波検査の両方受けるようになるかもしれません。また、検診の間隔は40歳代の場合は、2年に一度よりも毎年検診を受けたほうがより早期の段階で発見されることが確認されています。また50歳代以降の方も乳がんの罹患率が増えてきているので、可能であれば双方が勧められます。特にホルモン補充療法を受けていると乳腺が白く濃く変化する場合があるので勧められると思います。以上、主に年代に分けて述べましたが、乳腺の状態は個人差も大きいので、実際に検診を受ける時にご相談ください。