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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2015.3.19

異業種リレーの『わ』No.502 かとうベーカリー 加藤 恭平さん


今回は、「高橋カバン店」髙橋伸次さんのご紹介により、「かとうベーカリー(福山市木之庄町3丁目5-8 TEL.084-923-9425)」加藤恭平さんに登場願いました。

 

皆様に愛されるどこにも負けない
本物のパン屋を目指します!!

…感性奮い立つ出会いに感謝
 福山で生まれ育ちました。妹が3人の4人兄妹の長男です。幼少の頃からおとなしい性格でした。近所の友人と川や山を探検し虫やカエル、ザリガニをつかまえて遊んでいました。小学校に上がるとミニ四駆やヨーヨーが流行り友達と競って遊びました。中でもビーダマンというビー玉が飛び出すおもちゃは思い出深いです。勢いよく飛び出すビー玉で積み木状に作った建物を壊したりして遊びます。威力が増すように改造し、工夫するのも楽しかったです。運動は得意ではありませんでしたがドッヂボールは楽しくやっていましたね、もっぱら逃げ回るのが専門でしたが(笑)。勉強は国語や社会のような覚える科目は苦手でしたが算数は好きでした。ものを作るのと絵を描くのも好きでした。中学ではバドミントン部に入りました。私の町内、地域はバドミントンが盛んだったのと上手い友人に誘われたのがきっかけでした。飽き性の私は途中辞めたいとも思い、ブランクもありましたが、準レギュラーで時々試合にも出場し、何とか3年間やり抜きました。この頃はファミコンやゲームボーイ等も流行り遊ぶ道具には事欠きませんでしたね。音楽や歌うのは嫌いではなかったのでカラオケBOXにもよくいきました。この頃から料理(食)の世界へ進みたいと思っていました。進学先の学校を探していた時に、調理学科があり、修学旅行でヨーロッパへ行ける高校があるのを発見!こんなチャンスは二度とないと思い岡山の私立高校を受験し入学しました。そして、待ちに待った修学旅行の日がやってきました。ヨーロッパでの1週間は素晴らしいの連続でした。パリの象徴的な名所エッフェル塔をはじめミシュラン星付きレストラン等々、中でも一番はやはりルーブル美術館です。3万点以上展示された芸術にあわせ、世界最大級の美術館でもあり世界最大級の史跡でもあるルーブルは建物そのものが細部にわたり全てアートなのです。言葉では表現できない鳥肌ものの感動を今でもよく覚えています。高校生活、最高の感性奮い立つ本物の出会いに感謝です。


…私を変えてくれた本物
 卒業して就職したのは中華のレストランでした。高校の時のアルバイト先にそのままお世話になりました。自分の仕事は料理(食)だと思っていたので頑張るつもりでいましたが、どうしてもやりたいことがありました。実は高校時代もう1つ本物に出会っていました。MEST(メスト)というシカゴ出身の4人組ポップ・パンクバンドのコンサートです。「バンドがやりたい」これだけが心残りで考えると仕事が手につきません。といっても今までにベースを少し触ったことがある程度です。だからイメージが涌いたのかも知れません。いても立ってもいられなくなった私は仕事をやめて、広島の音楽の学校に入学しました。楽器店で見つけたバンドメンバー募集の張り紙を見て連絡をとりました。すぐに意気投合、ベースとしてメンバーに加えてもらうことになりました。学校に通いながら牛丼店でアルバイトをしての活動でした。ある日のこと突然、実家に帰りました。「ここで働こうと思うとるけん」父はビックリしたのではないかと思います。祖父が30年前にオープンし父が後を継ぎ頑張っているパン屋で働こうと思ったのです。福山でもご縁をいただき社会人バンドに参加。皆さん年上で可愛がってもらっていました。ある日バンドの打ち上げの時に先輩が後を継ぐつもりで頑張っているのなら今度パン買いに行くわと言ってくれました。次の日は呑みすぎたので仕事を休んで家で寝ていました。すると、先輩から電話…「パン買いに来たのに何でおらんのや」…仕事もバンドも家庭も全てに全力で向き合わなければ価値も意味もないことを甘えすぎていた私に気づかせてくれた、本物の先輩でした(涙)。それからは人生が本当に楽しくなりました。間もなく結婚、子どもも2人生まれ、あっという間の6年でした。人生もパン作りも同じです。基本が大切、そして手を抜いたら納得のいく楽しい人生、おいしいパンはつくれません。これからも試行錯誤を繰り返しながらも皆様に愛されるどこにも負けない親しみやすい本物のパン屋さんを目指して頑張ります。