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こんにちは!循環器科内科です!

特集・読み物


2015.3.19

No.63 心房細動週間について

  3月9日は脈の日です。3がミ、9がクで3と9でミクがミャクとなります。3月9日から3月15日までは、心房細動週間です。
 心臓の脈拍は正常では規則正しくうちます。それは洞結節と言って同じ間隔で電気刺激を出すところがあるからです。心房細動は洞結節が正常に機能しなくなって、他のところからバラバラに電気刺激が出るために脈が不規則になって心房がうまく収縮できていない状態です。
 心房細動になると普通動悸がしたり胸部不快感が出ます。しかし慣れてしまうと特に症状がなくなります。この病気の怖いところは、脈がバラバラなところではなく心臓内に血栓と言って血液の固まりが出来やすいことです。血栓ができてそれが脳に流れて脳の血管を詰まらせると脳梗塞を起こします。有名なところでは、時々テレビに出ている元野球選手の長嶋さんも同じ病気です。心房細動ですが、特に症状がなく突然脳梗塞を起こして半身麻痺になりました。リハビリをして足は動くようになりましたが手は動かないままです。この時、脈をみると脈がバラバラで自分が心房細動であることに初めて気がついたそうです。
 心房細動による脳梗塞は、脳梗塞の範囲が広くまた重症になりやすく回復も難しいことが多いのが特徴です。血栓ができなければ正常な人と同じ生活が出来ます。運動も普通に出来ます。そこで心房細動の人を脳梗塞が起こる前にみつけて、血栓を作らないように治療しようという目的で心房細動週間が出来ました。自分で自分の脈を調べてみる。動悸などの症状があってもなくても、自分の脈を調べて脈が乱れていれば心房細動の可能性が高いです。心電図検査を受けて心房細動かどうか調べることです。自分の脈を調べる方法は、手首の親指側に反対の手の人差し指と中指、薬指の三本の指の指先を押し当てて拍動を感じるところを見つける。そして脈に乱れがないかどうかをみることです。
 心房細動になりやすい人は、中高年者、高血圧、飲酒習慣、メタボリック症候群、心臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症の人です。心房細動だからといって恐れる必要はありません。血栓ができなければ正常な人と同じ生活が出来ます。ただ血栓を作らないようにするために、、血液をサラサラにするお薬が必要になります。