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こんにちは!矯正専門医です!

特集・読み物


2015.3.6

No.60 「抜歯矯正の実力」

 「矯正医が10人いれば、10通りの矯正治療が存在する。」とよく言われます。
 矯正臨床において、症例の分析法や治療法は数多くあります。そのため矯正医によって診断や治療方針が異なり、患者様から「相談に行った矯正医の言うことが、それぞれ違う。」と苦言を呈されることが多々あります。特に抜歯・非抜歯の診断は見解が相違することが多く、非抜歯そのものが治療目標になっていることもあり、患者さんが矯正医を選択する基準になることすらあります。
 矯正医における抜歯論争は100年以上前から続いており、近年では、MEAWやデーモンシステムの非抜歯矯正が注目され、再び非抜歯矯正が台頭してきています。また、小児期の歯列拡大療法が、あたかも非抜歯矯正の最新治療のように吹聴する一般歯科医も出現してきました。
 私自身も一時期、非抜歯矯正を試みた経験があります。通常は抜歯すべく症例において、非抜歯で矯正した場合、何となく並ぶだけで、審美性や咬合を考慮すると抜歯したほうが格段に綺麗に治ることが分かりました。
 写真は小臼歯抜歯にて矯正した症例です。治療後の写真より調和のとれた審美性豊かな歯並びを得ることが出来ました。非抜歯矯正ではこうはいきません。
 歯を抜かない矯正治療が優れているわけではなく、抜歯・非抜歯のメリット・デメリットを理解した上で患者様にあった方法で治療しましょう。