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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2015.1.9

No.78 人間ドックの結果にある、専門用語の意味(続編)

乳がん検診の結果に『局所的非対称陰影』と書いてあったのですが、どのような意味でしょうか?


 人間ドックや健康診断の検査結果がそのまま送られてきて、よく意味が分からないことがあると思います。比較的頻度の多いマンモグラフィでの用語を説明してみます。

 『局所的非対称陰影』:マンモグラフィを見て診断していくテクニックの一つとして、左右の乳房の写真を隣り合わせで見比べて、左右差のある部分をピックアップしていきます。しこりとしてははっきりしないけれど、白い影として何となく認められる部分を『局所的非対称陰影』と表現します。病変がひそんでいる場合もありますが、ただ単に撮影の時にはさんで重なった正常の乳腺が部分的に濃く写っている場合もあります。

 『石灰化』:カルシウムを含んだ成分が結晶したり沈着したりして、白く写っていることを指します。マンモグラフィはレントゲン検査の一種なので、骨と同じカルシウムを含んだものは得意で、1㎜以下のとても小さいものでも写ってきます。良性の石灰化と書いている場合は特に心配はありません。精密検査が必要なのは、石灰化がとても小さい場合で、乳がんでも起こる場合がありますが、頻度的には良性の乳腺症などによるものの方が多くあります。その区別は、石灰化の形や数、乳腺の中での分布など専門的な判断によります。良性の石灰化と判断した場合でも、半年後や一年後など時間の経過とともに数が増えたり変化してきている時には、精密な検査が必要な場合もあります。

 『構築の乱れ』:乳汁は乳腺で作られ、乳頭(乳首)から分泌されますが、マンモグラフィで見ると乳腺の端から乳頭へ向かう、整然とした構造が確認されます。歪んだりねじれたり、この感じに違和感がある時に『構築の乱れ』と表現されます。正常な乳腺を壊しながら発育する乳がんでも認められますが、変化の強い乳腺症でも多く認められます。また撮影の際の乳房のはさみ方の都合でそのように見える時もあります。

 以上、わかりづらい用語が沢山ありますが、ご遠慮なくお聞きください。