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こんにちは!循環器科内科です!

特集・読み物


2014.12.11

No.60 不完全右脚ブロックと完全右脚ブロック

健康診断の心電図で不完全右脚ブロックでした。完全右脚ブロックとどう違うのですか? 

心臓は左右の心房と左右の心室に分かれています。心臓は電気刺激を与えると収縮します。正常の場合、右心房の上にある洞結節というところから規則正しく電気刺激が出ます。その刺激によって、まず左右の心房が同時に収縮します。次に心室に電気刺激が伝わり、左右の心室が同時に収縮します。
 電気刺激が心室に流れてくると、電気の流れる線が右室に流れる線と左室に流れる線の2本に分かれます。これを右脚と左脚と呼びます。右脚ブロックは、この2本のうち右の右脚の電気の流れが悪いという意味です。不完全右脚ブロックと完全右脚ブロックとあります。不完全右脚ブロックは電気の流れが遅くなっている状態です。完全右脚ブロックは電気の流れが途切れている状態です。途切れていても左室の方から遅れて電気が流れてきますので、左室より少し遅れて右室も収縮します。
 右脚は左脚に比べて細いので、電気の流れが遅くなったり途切れたりすることが時々みられます。特に心臓に病気がない場合でも右脚ブロックはみられます。
 不完全右脚ブロックは、正常と同じ動きをしますので特に問題ありません。
 完全右脚ブロックは、右室が左室よりも少し遅れて収縮しますが、血液の流れに影響はありません。完全右脚ブロックの場合は、心臓に病気がないか一度心臓超音波検査を受けてみるとよいでしょう。心臓に病気がなければ特に運動制限など必要なく、普通に日常生活を送れます。心臓に病気があれば、その病気に合った治療が必要になります。