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Prekoトップページ > 連載エッセイ > みんな、みんな、仏さま > お話し74 お墓のはじまり 1
みんな、みんな、仏さま

特集・読み物


2014.4.4

お話し74 お墓のはじまり 1

 お彼岸を済ませ、皆さんもご先祖さまのお墓にお参りされたことと思います。ところで、お釈迦さまは入滅の間際、偉大なる師が居なくなる哀しみにくれる弟子たちに対して「この後は、自分自身を拠り所とし、仏法を拠り所とせよ」と遺言されました。しかしながら弟子たちはお釈迦さまの遺体を粗末に扱うことなく荼毘に付し、遺骨と遺灰を八つに分骨してインドの各地でお祀りしました。その後、敬虔な仏教徒であったアショーカ王によって七ヶ所の遺骨が掘り起こされ、更に八万余りに分骨されて、仏教寺院でお祀りされるようになったと伝えられています。
 仏教におけるお墓のはじまりは、まさしくここにあるといえるでしょう。私たちも死後に遺骨をお祀りするのは、お釈迦さまの遺骨のお祀りに倣っているということです。お釈迦さまの遺骨をお祀りする建物は「ストゥーパ(卒塔婆)」と呼ばれました。年忌法事などでお墓にお祀りする板の塔婆もこれなのです。
 真言宗では「五輪塔」というお墓を建立します。下から四角形、丸形、三角形、半月形、宝珠形が積木のように重ねられた形のお墓です。板塔婆も五輪塔の形をしています。