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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2014.4.4

No.69「乳がん検診で度々“要精密検査”になります」

乳がん検診で今回も精密検査を受けるよう通知が来ました。一度「要精密検査」になると検診のたびに引っかかるものでしょうか?


 精密検査が必要と診断された場合でも、必ずしも医師が乳がんを強く疑う場合ばかりではありません。マンモグラフィで何らかの所見があって、良性と思われるが念のためといった場合も多くあります。「石灰化」といって乳腺にカルシウムが砂状に沈着している場合は、消えることがあまりないので、検診のたびに引っ掛かることになります。また乳腺症で分泌液が袋状にたまって丸いしこりのように見える場合なども検診のたびに精密検査の対象になるかもしれません。このような場合は、検診を繰り返し受けるのではなく、乳腺外来で定期的に診察を受けるのが良いと思われます。また、同じ施設で繰り返し乳がん検診を受けることも有効です。以前のマンモグラフィと比較することで、変わりがないので精密検査は必要ないと判断できる場合や、逆に今回の写真だけではわかりづらいが、前回の写真と比較することで軽微な変化でも発見できる場合もあります。乳がん検診を考える上で、以前は乳がんを発見するためには少しでも気になる所があれば引っ掛けるといった風潮が医師の間でありました。しかし最近は、要精密検査となった場合の受診者の精神的な苦痛など検診のデメリットも考え、なるべく不必要な精密検査は少なくするよう、医療者側も努力が必要と認識されつつあります。なるべく億劫にならないよう、末永く検診や外来の受診を続けていただけたらと思います。