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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2014.3.7

No.68「乳がん健診は友達を誘って行こう!!」

乳がん検診を受診するのに『友達誘って』とありますが、深い意味でもあるんですか?


 マンモグラフィによる乳がん検診が本当に有効かどうかは、今からずいぶん前の1960年代から1980年代にかけて欧米で大規模な臨床試験が行われた結果、乳がん検診を受けることで約30%の死亡率の減少が証明されました。その結果を受けて、公共の事業としてマンモグラフィによる乳がん検診が導入され、日本も遅ればせながら2000年から始まっています。このような結果、欧米では乳がんで亡くなる人が着実に減っていますが、実は日本ではまだ増え続けている現状があります。これはなぜかと言うと、受診率の大きな格差が原因と考えられています。乳がん検診の受診率は欧米では7割くらいですが、日本は2割くらいにすぎません。乳がん検診が有効かどうかは、実際に検診を受けた人数が大きく関係することがわかっています。何人検診を受けると、検診のおかげで 1 人の乳がん死亡を予防できるかを見ていくと、40歳代、50歳代、60歳代ではそれぞれ、746人、351人、233人といった報告があります。これは日本人の2倍乳がんにかかりやすい欧米人のデータですので、日本人では、およそ1500人、700人、500人程度とった具合になると思われます。乳がん検診を受ける人がまだまだ少ない日本の現状では、実際に死亡率が低下するほどのパワーがないのかもしれません。ですので、『友達誘って』検診に行くと、単純に受診率が2倍になるので、といった話です。とても単純な呼びかけですが、実はとっても深い理由があったのです。