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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2014.1.9

No.66「線維腺腫とその種類」

 

線維腺腫で定期的に受診しています。がんになる心配はありませんか?


 線維腺腫は乳腺に出来る良性のできもの(腫瘍)の中で一番多く、比較的若い女性にも多く見られます。線維腺腫の中に乳がんが発生することもありますが、非常にまれで、正常の乳腺にがんが出来る確率の方が高いと言われています。言い換えれば、線維腺腫のある人とない人とで、乳がんになる確率は変わらない事になります。線維腺腫そのものは放っておいても問題なく、自然に小さくなることもあります。問題になるのは①診断が難しい場合と、②線維腺腫と紛らわしいものがある事です。①典型的な線維腺腫は、超音波検査での見え方だけでほぼ断定できますが、中には一見良性かどうか迷ってしまうような見え方のものがあります。ある種のタイプ(乳腺症型線維腺腫)や、出来て長期間経過したもの(陳旧性線維腺腫)がそうで、細胞診で良性と診断されていても一応慎重に経過を見ないといけないものもあります。②線維腺腫と超音波での見え方や細胞診でよく似たものとして、葉状腫瘍というものがあります。葉状腫瘍は線維腺腫と違って大きくなる傾向が強いので区別がつくことが多いのですが、葉状腫瘍の出来始めの小さい時に見つかることもありますので、経過を見て大きさに変化がないか観察することや、場合により細胞診よりもっと詳しい組織検査(針生検)が必要になることもあります。いずれにせよ線維腺腫は超音波検査などで偶然発見される事が多く、大きさの変化は自分で触って分からないことも多いので、一定期間は定期的に超音波検査などで経過を見ていくことが必要になります。