ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > こんにちは!産婦人科です! > No.2 「母乳とミルク、どちらがいいでしょうか?」
こんにちは!産婦人科です!

特集・読み物


2008.12.19

No.2 「母乳とミルク、どちらがいいでしょうか?」

母乳育児をしようと考えていますが、友人はミルクの方が大きく育つし、ダイオキシンの影響もないよ!と言います。
 母乳だけよりミルクと混合で育てた方がいいのでしょうか

母乳をやって赤ちゃんが不利益をうける可能性がある場合は、母乳と人工乳との併用、あるいは人工乳だけの選択も考えなければなりませんが、赤ちゃんにとって最もよい栄養は母乳です。生後6カ月までは母乳以外には与える必要はありません。母乳育児は人工乳育児に比べて、いろいろな感染症が少ないことが分かっています。母乳中にあるラクトフェリンやリゾチーム、IgAは、免疫学的作用をもっていて、赤ちゃんの発育に有益に働きます。アレルギー疾患に対しても有益で、アトピー性皮膚炎にもなりにくくなります。
 そのほかお母さんが直接赤ちゃんと接してお乳をやることによって、産後の子宮復古が早められたり、正常体重への回復も促進されます。オキントシンやプロラクチンというホルモンも分泌され、これが大脳に作用して周産期の精神安定をもたらします。また母乳育児は母性の意識を高めてくれ、母と児の結びつきも深まり、赤ちゃんの精神は安定し、ストレスを受ける頻度が少なくなります。お母さんの乳頭から直接母乳を吸わせるという行為自体が母親、赤ちゃん双方へよい影響を与えてくれます。以上のようなもろもろの理由で母乳が充分に出るなら、ミルクと混合する必要は全くありません。
 しかし、母親がウイルスに感染している場合や何らかの投薬を受けている場合などはかかりつけの産婦人科医に相談して下さい。

こんにちは!産婦人科です!

◎この記事を書いたのは

産科・婦人科 松岡病院
院長 松岡 巖 先生
TEL:084-923-0385