ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > 連載エッセイ > みんな、みんな、仏さま > お話し69 神さま仏さま
みんな、みんな、仏さま

特集・読み物


2013.11.8

お話し69 神さま仏さま

 日本人の信仰の形態として特徴的なのは、一人で複数の宗教に関与していることが挙げられるでしょう。神社に初詣に行ったり、お寺でご先祖様の供養をしたり、キリストの誕生日であるクリスマスにパーティーをしたり...。これは一つの宗教に対して確固たる熱烈な信仰心の無い姿の表れのように感じられますが、私は、あらゆるものを寛容に受け入れる古来日本の素晴らしい特徴であると感じるのです。
 真言宗のお寺では、境内に鎮守社を建立して仏教の仏様だけでなく神社の神様もお祀りするのです。弘法大師が高野山を開山される際も、先ずはその土地に元々お祀りされている神様を丁重に供養したのちに仏様の為のお堂を建立したのです。皆さんも家を建てる時は、先ず土地の神様に鎮まり守って頂くために神主さんを招いて地鎮祭を行いますが、もちろんお寺でもお堂を建立するときには僧侶によって土地の神様が供養されるのです。
 日本では仏教が伝わって以来、様々な歴史がありますが、古くから神様と仏様が同じ場所でお祀りされ、分け隔てなく信仰されてきたのです。