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こんにちは!産婦人科です!

特集・読み物


2009.3.20

No.5 胎教と赤ちゃんの発育の関係

おなかの赤ちゃんに良いという「胎教」について教えてください。クラシックを聞かせたり、本の読み聞かせをすると、赤ちゃんが喜んだり感性が豊かになるのでしょうか。

 「胎教」という言葉から受ける感じでは、何か外部からの働きかけによって、胎児が英才児に育っていくというふうに聞こえますが、そういうふうな、例えば塾の先生が子供に教える教育とか、あるいは教育効果とは意味の異なる事項です。音楽を聞かせたり、本を読んで聴かせたからといって才能豊かな赤ちゃんが生まれるということではありません。ただし、お母さんが興奮すると、胎児の拍数が増えたり乱れたりすることは実験的にわかっていますし、お母さんの心配事があると胎児の動きが弱くなります。
 すなわちお母さんの感情の変化が赤ちゃんのストレスになることは確かです。お母さんが心安らかな状態だと赤ちゃんはリズミカルに睡眠と覚醒を繰り返しています。妊娠中期になると赤ちゃんの聴覚は機能し始め、外部の音声は全部聞こえているようです。楽しい音楽をCDでかければ、お母さんも子宮の中の胎児も聞いて気持ちよくなっていることも確かです。また、お母さんが怒ったり、興奮したりすると母体の血中のホルモンの状態が変化し、血管が収縮して胎盤を流れる血液の量が減少し、胎児に悪い影響が出てきます。そうなると胎児は十分に発育出来なくなります。
 すでにおわかりと思いますが、胎教とはお母さんが平穏な心安らかな状態でいることなのです。常日頃からおなかの中の赤ちゃんに対して、やさしい語りかけを繰り返して行う事なのです。クラシック音楽の心地よい響きも、読書のお母さんの声もそのための媒体なのです。そしてこの愛情あふれる語りかけは生まれたあとも赤ちゃんに続けられることが大切です。

こんにちは!産婦人科です!

◎この記事を書いたのは

産科・婦人科 松岡病院
院長 松岡 巖 先生
TEL:084-923-0385