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こんにちは!産婦人科です!

特集・読み物


2009.6.19

No.8 「更年期障害の症状でしょうか?」

52歳の主婦です。最近、体調が思わしくなく、体がだるく、めまいがしたりします。夜もあまり寝れません。更年期障害かなともおもいますが、完全に閉経していないのでどうなのかわかりません。病院ではどんな検査で診断がでるのでしょうか。治療法も教えてください。

 よく閉経期には、次のような症状で病院へ来られる方が多いようです。のぼせ、ほてり、何にもやりたくないといったうつ気分、不安感、不眠、動悸、めまい、冷え、皮膚のかさつき、頭痛、頭重、肩こり、腰痛、性交痛、等々です。
 最初は内科や外科を尋ね、そこから紹介されて婦人科へこられる方もあります。
 質問者の方の症状も閉経期の方に起こるいわゆる更年期症状のようです。婦人科を受診された場合にされる検査は、先ずは問診といって種々の症状や経過についてお尋ねし症状の軽重を知るために、更年期指数を出すこともあります。最近、癌の検診を受けられてない場合は、外診、内診をして乳房の触診(腫瘍があれば超音波検査を行います)、子宮、卵巣の状態を調べます(必要があれば超音波検査)。
 採血をして行う生化学的検査は女性ホルモンの値(E2、FSH/LH)、コレステロール値、肝機能検査、骨密度を測定いたします。諸検査の結果、更年期症状と診断がつけば、一般的にはホルモン補充療法(HRT)が行われます。HRTとは閉経時に急速に減少する女性ホルモン(エストローゲン)を薬で補うことですが、その効果は非常によく、症状の改善はもとより、皮膚のお化粧ののりはよくなり、夜はよく眠れ、物忘れも減少することがわかっています。長期間の使用で、骨量も増え、骨折も減少します。エストローゲンの毛細血管の拡張作用、血管内皮の保護作用により、動脈硬化が予防され、心筋梗塞や脳卒中の発生も1/2に減らされることが明らかにされています。エストローゲンは魔法のような薬で、単に閉経期だけでなく、70歳になっても80歳になっても女性の若さを甦がえらせることが出来る薬です。その改善の早さには医師も驚かされる程です。 世の中には70歳になって今更ホルモン療法かといわれる方もいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。薬には、飲み薬、注射、ハリ薬がありますが医師の定期的検査を受けていれば副作用は全くありません。個人差がありますので婦人科医と相談しながら適量を決めてもらうことが大切です。躊躇せずにHRTを行って下さい。

こんにちは!産婦人科です!

◎この記事を書いたのは

産科・婦人科 松岡病院
院長 松岡 巖 先生
TEL:084-923-0385