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こんにちは!産婦人科です!

特集・読み物


2009.7.17

No.9 「妊娠中、産後に気をつけることを教えてください」

出産後、何キロも太ってしまう人と体重もスタイルも変わらない人がいますが、妊娠中から気をつけた方がいいことや産後の引き締めなど教えてください。今、妊娠7ヶ月で9キロ太りました。食欲旺盛です。        (31歳 主婦)

 妊娠、分娩、産褥、そしてその後の人生にとって大切なことは、肥満や高脂血症が残らないように、食事に注意して、過剰なエネルギー摂取をひかえ、食塩の摂取量にも注意することです。妊娠前の体重に早めに戻ることは、肥満や心疾患、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の発生を防ぐことにもなります。
 母体は妊娠10ヵ月の間(40週)に3の胎児を育てるため、その附属物の胎盤を含めるとその間の体重増加は10以上にも達し、増加体重の構成は、おおよそ次の様になります。胎児3,100g、胎盤50
0g、羊水300g、子宮1,000g、乳房300g、血液1,000g、他の体液2,000g、母体貯蔵分2,000g、合計10,200gです。
 だから栄養の摂取は当然の事です。体重の増加も自然な事ですが、問題は摂取する食べ物のバランスです。一般には食品群を6群に分類して考えます。第1群—蛋白質補給に、魚介・肉・卵・豆・等。第2群—カルシウム補給に乳製品。第3群はカロチンを含む緑黄色野菜。第4群—ビタミンCの豊富な淡色野菜や果物。第5群—糖質を含む米やジャガイモ。第6群—油脂類、脂質の多い食品。バターや落花生。この1~6群の食物群から偏りなく、1日3度バランスよく主食、主菜、副菜をそろえて約30種類を摂取することが望ましく、第5群や第6群の摂取量が多くなれば当然カロリーオーバーで肥満となります。妊娠中期は一番食欲が旺盛になる時期ですから特に配慮が必要です。1週間に500g以上体重が増えないように、全期間を通じて少なくとも11以内に抑えることが大切です。又産後の褥婦の4人に1人は5以上体重が下半身を中心にして増加するといわれております。
 この体型のくずれ、肥満解消には、助産師の指導する産褥体操、呼吸法、足の運動、腹筋強化運動、骨盤運動などを精力的に行うことです。水泳やウォーキングをお勧めいたします。常にリラックスして楽しむ気持ちが大切で、自覚的にややきつく感じるくらいの運動、脈拍にして140/分位でしょうか。30分~40分くらい行って下さい。努力は裏切りません。

こんにちは!産婦人科です!

◎この記事を書いたのは

産科・婦人科 松岡病院
院長 松岡 巖 先生
TEL:084-923-0385