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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2013.8.12

No.61 「乳腺のう胞とはどんな病気ですか」


以前からずっと乳腺のう胞と診断されていますが、治らないんでしょうか?


 のう胞(嚢胞)とは液体を入れた袋状のものを指し、肝臓や腎臓など体の色々な場所にできますが、そのでき方は場所によって違います。乳腺は授乳のため乳汁を作る場所ですが、乳腺のう胞は、乳腺症などで分泌物が多くなった場合に、乳頭に排出されず、丸く袋状に膨らんだ乳管の中に分泌液がたまった状態を指します。

 分泌物の多くは黄色がかった透明の液体のことが多く、典型的なものは超音波検査でほぼ診断がつきます。基本的には中身は液体なので、経過を見ていて大きくなっても、個数が増えても全く問題はありません。閉経後は乳腺が萎縮してのう胞などの乳腺症の変化も段々軽くなっていきますので、通常は経過観察のみですが、痛みがあったり、ある程度大きく触るものは、症状を取る目的で内溶液を抜く場合もあります。

 乳がん検診で問題になるのは、イメージ的にはバターの様な半固形の印象ですが、分泌物の中の水分が吸収され内容の脂肪分などが濃縮されたもの(濃縮のう胞)で、超音波で良性の腫瘍や乳がんと区別がつきづらいことがあり、針を刺して細胞の検査が必要になることがあります。また、のう胞そのものは袋状に拡張した乳管ですが、のう胞の中に乳がんや良性の腫瘍ができる事もあります。このように、典型的なのう胞と言い切れない場合には、定期的に検査を行い、経過を追うことが必要になります。また、触って分かる大きなのう胞が何個かある人は、もし乳がんが出来た時にわかりづらい可能性があるので、超音波検査などによる定期的な検診が勧められます。


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