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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2013.8.12

異業種リレーの『わ』No.444 黒瀬クリニック医師 黒瀬 承平さん



今回は、「菓子工房 サンク ラ フィーユ」オーナーパティシェ、田渕 寛師さんのご紹介により、 「黒瀬クリニック(福山市三吉町南1-11-15 TEL.084-926-1331)」 医師、黒瀬 承平さんに登場願いました。

 

患者さんの笑顔で溢れる、
必要とされるクリニックを目指します。

…徹底的にやる
 福山生まれの福山育ちです。どちらかといえば物静かな性格だったと思います。小さいころから昆虫に興味があり、暇さえあれば山や畑、草むらにでかけ虫を探していました。家でも捕まえたクワガタやセミ、カミキリの観察や昆虫図鑑を見ては虫たちの習性を勉強しました。家族からも気味悪がられるダンゴ虫やゴキブリも集めましたね(笑)。父は魚釣りが好きで海に良くついていきましたが、魚よりはヤドカリやカニを採集するのが楽しかったです。一番の思い出は日本最大のトンボのオニヤンマと、天然のオオクワガタを捕まえたことです。天然のクワガタの力強さに感動したのを今でもよく覚えています。

 でも、幼いながらにも命を感じてか、観察すると自然に還してやります。このころに親の影響もあったと思いますが、手塚治虫の『ブラックジャック』を読み、医師になりたいと思い始めました。中学は、小学校の時の塾の先生に勧められ愛媛の中高一貫の男子校を受験し、入学しました。男子校であるのと同時に寮生活だったこともあり、勉強よりは遊びに夢中でした。麻雀、花札、パチンコなどの博打は中高で一通り覚えました。特に麻雀にハマリ、修学旅行の時、役満の国士無双を上がったのが格別の思い出です(笑)。
 大学は岡山の医科大学に進み、先輩に誘われてヨット部に入りました。体験入部はとても楽しかったのですが入ってみると大違い、準備に始まり片付けまで、しんどかったです。週末は海ばかりの生活が始まりました。ヨットといっても動力のない2人乗りのディンギーなので風がないと漂います。強風で転覆したヨットを起こすのは大変です。その反面、楽しいこともたくさんありました。遠征が多く、西は宮崎県、東は福井県まで、ヨットを乗せたトラックを走らせ出かけます。日本海や太平洋の知らない海に船を出す、何とも言い表せない最高の気持ちになります。

…運動と食事の大切さを伝えるために
 卒業してからは内科の研修医として、とにかく課題に没頭する毎日です。あっと言う間の2年間でした。福山に戻ってからは両親から地域医療について様々な指導を受けました。今まで学んで私が出した今の結論は「病気を治すのではなく、人(原因)を治すこと」。そのために患者さんから信頼され、何でも話せる医師になろうと思いました。患者さんに運動しなさい、食べ物を気をつけなさい、お酒もやめなさいと言うのは簡単ですが、本人が行なうのは大変です。まさに「言うは易し、行うは難し」です。自分が体験してその体験談を話そうと思い、まずは、お酒をやめました。
 そして運動して身体を鍛えようとランニングや登山、サイクリングを始めました。そうすることで患者さんに必要な情報も集まりました。なによりも患者さんへの説得力が増しましたね。今では運動が趣味になり、買い物も車を使わずリュックを背負って走っています。また1〜2ヶ月に1回は今治へ日帰りで出かけます。朝3時に家を出発、2時間半掛けて尾道駅までランニングで走り、そこでレンタサイクルを利用して、途中寄り道をしながら昼食を摂り14時に今治に到着、市内をジョギングで散策、17時にあらかじめ調べていたお店で夕食を食べてバスで帰宅します。ハードですがとても楽しいです。

 患者さんの体のことを考えた「食材・食品、メニュー探し」のジョギングもやっています。近く商品開発も考えています。食べ物や運動は治療と予防の両方に役立ちます。また、これからはクリニックのスタッフ全員が患者さんの指導者でいられるようにと、色々な準備を進めています。そしてこんな病院があったらいいなと、社会から必要とされるクリニックにしたいと思っています。