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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2013.7.8

No.60「乳腺に石灰化が見つかった場合は」

マンモグラフィで、石灰化があり経過観察になっていますが、がんになる心配はないでしょうか?

 石灰化とは、何らかの原因で乳腺にカルシウムが沈着し、写真で見ると白く見える部分を指します。良性の腫瘍や、動脈硬化した血管などにもカルシウムが沈着することはありますが、乳がん検診で問題になるのは虫眼鏡(ルーペ)で見て初めてわかる小さな石灰化で、乳腺にカルシウムが沈着したものを指しています。

 石灰化の原因としては乳がんの場合もありますが、頻度的には乳腺症などの良性の場合が大多数です。石灰化の形や分布によって良性、悪性の判断を行い、マンモグラフィでの拡大撮影や、超音波検査も参考になります。ほぼ乳腺症と判断してよい場合には、念のため経過観察を行います。定期的にマンモグラフィを撮影し、以前のフィルムと比較することで変化の有無を判断していきますので、乳腺外科のある同じ専門施設での外来受診がお勧めです。石灰化の数が増えるなどして、経過観察をしていく中で診断がつく場合もありますが、石灰化だけで発見に至った乳がんは一般的に悪性度が低く、ごく早期の場合が多いので、あまり心配せずに定期受診を続けてください。
  
 最初の検診で診断が難しい場合や、経過観察で変化してきた場合には、マンモトームという特殊な装置で石灰化の部分を摘出し、顕微鏡検査を行い確定診断を行う場合があります。ただし、装置を持っている病院が限られており、一泊入院が必要な場合もありますので、担当の先生とご相談して決めてください。