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みんな、みんな、仏さま

特集・読み物


2013.5.9

お話し64「修行する」

 四国八十八ヶ所を巡るお遍路さんは阿波国で発心して歩みを進め、いよいよ太平洋の大海原を左手に眺めることになります。四国遍路に於いて土佐国を「修行の道場」と呼びます。弘法大師も若き日にここ土佐の海岸で修行し、その果てしなく広がる空と果てしない太平洋の海との風景に感銘して、ご自身の僧名を「空海」と改めたと伝えられています。
 発心してやる気を確固たるものにして目標を定めたら、次はその目標に向かって努力しなければなりません。目標に向かって脇目も振らず、どんな困難や邪魔も目に留まらず、岩をも貫くような信念をもって突き進む姿こそ尊いものだと感じています。
 ある一つの物事に集中して、どんな雑音も気にならない状態を経験されたことがお有りかと思いますが、座禅に於いてその状態になることを「三昧(さんまい)」というのです。よく一つの物事に集中することを「〇〇三昧」などと言いますが、これは仏教で修行に没頭してどんな邪魔も撥ね退けるような状態が語源なのです。日常でも何か一つ生涯をかけて没頭して修行し続けらるものがあれば素敵な人生を過ごすことが出来るでしょうね。