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こんにちは!いしいクリニックです!

特集・読み物


2013.5.9

No.58「乳がんは予防できるのですか」


普段から健康には気をつけていますが、乳がんは予防できますか?


今年度から子宮けい癌の予防で、ワクチンの接種が定期接種になりました。また、胃がんの主だった原因のピロリ菌の除菌が、以前自費で数万円かかりましたが、最近健康保険を使った治療ができるようになりました。ウィルスや細菌の感染に関係の深い癌は、予防がある程度可能です。ただし乳がんになる原因は感染症ではないので、このようなアプローチは難しいのが現状です。乳がんは生活習慣や食生活の欧米化と深いかかわりがあるといわれていて、乳がんの危険因子として、喫煙や肥満、運動不足、アルコールの飲みすぎなどが挙げられます。ただし、一つ一つの要因は、癌になる相対危険度*でいうと1.0~1.4倍程度で、決定打にはなりません(ちなみに親や子供、姉妹が乳がんの人の相対危険度は2倍です)。いま乳がんは日本人女性の16人に一人が生涯のうちにかかる、頻度の高い病気ですが、罹らないようにするための具体的な良い方法がありません。そのため、もし病気になっても命に関わらないように対策を立てていくのが実際的です。がん検診では、思い当たる症状がないうちに早期で発見される場合が多く、治る可能性がずいぶん高くなります。病気が発見されたら怖いと思うかもしれませんが、みんなで行けば怖くないので、少しの勇気を持って友達も誘って乳がん検診にいきましょう。

*例えば煙草の肺がんに対する相対危険度とは、肺がんになった人の中で、煙草を吸っていた人の数を、吸っていない人の数で割ったものです。1.0以上だと影響があると考えられます。